今シーズンのプロ野球、終わる

今シーズンのプロ野球が終わった。
無論、セ・リーグクライマックスシリーズが終わっただけで、パ・リーグオリックス優位もまだ終わっておらず、日本シリーズも残っている。
要は、私が贔屓にしている広島が負けた、というだけである。
 
贔屓にしていると言いつつも、このクライマックスシリーズは、1stステージのDeNA戦も、2ndステージの阪神戦もきちんと見ていたわけではない。
DeNA戦のほうは中継はまったく見ておらず、Sports Naviのアプリで一球速報を見ていたくらい。阪神戦も、その一球速報を見て、チャンスになったらスマホで中継に切り替えてチェックするくらいだった。
阪神戦は平日のナイターで、しかも会食などの予定もなかったので、もう少ししっかり観てもよかったかなと、カープファンとしてはちょっと反省しているところ。
きちんとは観ていないが、試合内容をニュースやダイジェスト版で振り返ると、パ・リーグの試合含めて、クライマックスシリーズの試合内容についてはどれも接戦ですばらしく、プロ野球の選手が短期決戦の緊張感ある中で試合をすると、こうも面白くなるんだなと感心している。
 
ただ、現行のクライマックスシリーズの制度に関しては消極的賛成といったスタンスで、いわゆる下剋上があまりいいこととは思っておらず、それが私自身の関心の薄さにつながったのはある。
消極的賛成というのは興行的に盛り上がるからだけで、NPBの現行のしくみとペナントレースの格を考えると、リーグ優勝同士での日本シリーズがやはりいいと思う。
テレビのクイズ番組のように、最後に正解すると10000点みたいなしくみにしちゃうと、長期的にはいいことにはならない。
 
なので、今年に関しては、カープが2位に入り、クライマックスシリーズの1stステージで勝ったところで満足ではあった。
ただ、阪神に対してはできれば2勝、少なくとも1勝はしてほしかったのも本音ではあるが。
 
それでも今年の成績は素晴らしい。
今の戦力を考えると、仮にペナントレースを10回やったら7回はBクラスが妥当だと思う。監督はじめコーチングスタッフのやりくりでここまでもってきたと言って過言ではない。正直、新井監督がここまでやるとは思っていなかった。
来季は今年の成績を受けて優勝が期待されると思うが、そんなに簡単ではない。ドラフトなどの補強や秋春のキャンプにもよるが、主力の高齢化や若手の駒不足を考えると、戦力的にはBクラスでも仕方ないと布陣になると思われる。
今年以上に監督にはやりくりが求められると思うが、過度な期待はせずに来るシーズンも楽しみたいと思う。
 
ということで、今シーズンのプロ野球が終わった、という話でした。