カープ、終戦か

コロナの話題が続いたので、ちょっと違った話を。プロ野球の話。
私が贔屓にしている、広島が下馬評を覆して、いい戦いとしてきた。7月には10連勝を決め、一時は首位にも立った。
この勢いのまま突っ走るのかと思っていたが、この10連勝後にやってきた阪神との3連戦で、2敗1分け。ここで、きっちり勝ってくる今年の阪神の底力を見たような気がした。
その後、8月に入ってから、DeNA、巨人とカード勝ち越すものの、ヤクルト、中日に5敗1分け。
対照的に、首位阪神は10連勝。これでゲーム差は8となり、ほぼ優勝の目はなくなったと見ていいだろう。
 
ちなみに、現在の1位阪神、2位広島の勝敗数は以下のとおり。
阪神62勝38敗4分け(残り39試合)
広島55勝47敗3分け(残り38試合)
 
仮に優勝ラインが80勝だとして、阪神が残り39試合を18勝21敗と5割切ってもいいのに対して、広島は25勝13敗と2勝1敗ペースで乗り切らなければならない。
まだ直接対決が10試合残っており、そのうち7試合がマツダスタジアムでの試合ということで、ここで大きく勝ち越せば可能性はなくはないが、厳しいことには間違いない。
まあ、8ゲーム開いたという事実だけで、こんなちょっと細かい計算もあまり意味がないだろう。
 
毎シーズンのことだが、後から振り返るとここで優勝がなくなったな、という節目のタイミングがある(完全に優勝の可能性が消えたという意味ではなく、ここでもう終わりだなと感じるタイミング)。
ここ数年や、3連覇する前は、だいたい6月くらいにはそのタイミングが来ていたのだが、今年に関しては8月のこのタイミングということになる。
ヤクルト3連敗でやばいなと思っていたが、この中日3連戦でトドメを刺された感じである。5位6位チームにこれではいけない。
 
とはいえ、今年はもともと前評判は良くなかった。監督が変わって1年目で、評論家の評価も低く、だいたいが5位か6位予想。かくいう私も、今年は厳しいのではないかと思っていた。
新井監督は選手時代から好きだったので応援したい気持ちは山々だったが、オープン戦の戦い方を見ると、準備がきちんとできていないように映ったので、今年は(も)苦戦するだろうなと予想していた。
 
それを思えば、今年はよくやっているといっていいと思う。
西川離脱でズルズルいくかと思っていたが、そこからの10連勝。ただ、この連勝は正直出来過ぎで、むしろこの戦力でこのタイミングまで粘れたのがすばらしいことだと思う。ここに来て、地が出てきたという感じではないだろうか。
 
このままいくと、Bクラスまで転落の危険性も大いにある。
Aクラスか、それともBクラスかでは、来季以降に大きく影響してくると思うので、ここはキッチリAクラスを死守してシーズンを終えてほしいと思う次第である。
 
ということで、カープの今年の優勝の目はほぼなくなった、という話でした。

 

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