昨日のこのブログの記事で、森ビルの虎ノ門・六本木地区でのまちづくりについて書いた。
今年だけでも、虎ノ門ヒルズステーションタワーや麻布台ヒルズの開業があり、さらに六本木地区五丁目プロジェクト(こちらは住友不動産との共同開発)を発表するなど、この地域のまちづくりはわれわれがやるんだという気概がヒシヒシと伝わってくる。
ビッグサイトであれば徒歩でも行けるし、幕張メッセへも他の用事を考えると中間地点で東京中心部へのアクセスも悪くないということでよく利用するのだが、ここでは豊洲のまちづくりについて感じたことをまとめておきたい。
もともと豊洲は工業地帯だったが、産業構造の変化や都心に近い立地ということから、現在のような都市開発が行われたとのこと。
私が東京に住んでいた20年くらい前はあまり馴染みがなかったのだが、当時から高層マンションが立ち並ぶイメージで、それがここ10年くらいでさらに加速。豊洲市場への移転や東京オリンピック・パラリンピックの開催などもあり、開発が一気に進んだ。
湾岸地域の特性を活かしたまちづくりが行われており、商業施設も充実。水辺のきれいな景観が広がり、豊洲ぐるり公園でランニングをしていると、ハイソな気分にさせてくれる。
一方でオフィスとしてのスペースの供給はそれほどない様子で、どちらかというと居住やそれに伴う商業施設に特化したまちづくりのイメージがある。
これは供給がないから需要が喚起されないのか、需要がないから供給がされないのか、鶏と卵の関係のように、正確な因果の方向はよくわからない。
これは職住近接を売りとする開発ができていないとも言えるかもしれないが、限られたスペースを考えると、居住を中心としたまちづくりが理にかなっているかもしれない。
ということで、豊洲に住んでみたい、という話でした。