【ラグビーW杯】アルゼンチン戦雑感

ラグビーワールドカップも予選プール最終盤。決勝トーナメント進出チームが続々と決まる中、日本は予選最終戦のアルゼンチン戦を迎えた。
日本とアルゼンチンは最終戦を残した段階で勝ち点は同じく9も、得失点差でアルゼンチンが上位。日本の予選通過条件は、勝ちもしくは引き分けでかつ日本だけが4トライ以上のボーナスポイントを獲得した場合、という状況で試合を迎えた。
 
このアルゼンチン戦は日本時間の20時開始ということで、当日外出していたがこの時間にあわせて帰宅したのだが、帰ってすぐにテレビをつけると、すでに点数が入っており、0-7となっている。試合開始3分だったが、すでにトライとコンバージョンゴールを決められた模様。やはり、アルゼンチンは強いのかと思いながら観戦を始めた。
 
すると、日本は前半16分にトライとゴールを決めて同点。その後アルゼンチンにトライ(コンバージョンゴールは失敗)とペナルティゴールを決められるも、前半終了間際にまたもトライとゴールを決め、前半は14-15で折り返す。
 
ハーフタイムで後半開始を待つ間、日本は本当に強いんだなと実感。前回の19年大会もは予選通過とすごい成績を残したものの、このときは自国開催ということで多少有利な面もあったかと思うが、こうやって3大会連続で予選通過を争う位置にいて、強豪と互角に渡り合っている姿を見て、改めて自力があるチームなのだと感じた。
 
さて、後半はアルゼンチンのトライとゴールで、14-22に引き離されるも、その後日本もペナルティゴールとドロップゴールも決めて、20-22まで追い上げるが、さらにアルゼンチンが1トライ1ゴールを決めて、20-29と1トライ1ゴールでは追いつかない点差となる。
 
そんな後半30分前、アルゼンチンの反則を受け、日本はペナルティゴールを選択するかと思ったところ、ラインアウトからトライを狙う選択をする。
ここで3点入れておけば、23-29となり1トライ1ゴールで逆転できる点差になるので、ここでゴールを決めてアルゼンチンにプレッシャーをかけるのかと思ったのだが、果敢にトライを狙いに行く。
そして、この賭けに勝って、日本もトライを決める。コンバージョンゴールも入れて、27-29。
これで、ペナルティゴールでも逆転という状況。残り10分が俄然楽しみになってきた。
 
が、ここからアルゼンチンが1トライ1ゴール。
この時点で9点差ということもあり、日本はリスクのあるプレーをするが、ここからさらにペナルティゴールも決められ、万事休す。
27-39で敗れ、ここで予選敗退も決まった。
途中、もし引き分けになったら、サモア戦で4トライのボーナスポイントを狙いにいかなったことが影響するのかなんて思ったりもしたが、結局は勝ち負けで決着がついた。
 
ちなみに、前日に行われたイングランド-サモア戦。すでに予選通過が決まっているイングランドと、予選敗退が決まっていたサモアの一戦だったが、サモアがあわや一矢報いるかといった展開で、ギリギリでイングランドが逆転勝ちを収めた。
ラグビーのワールドカップは、予選プールで3位以内に入ると、次回の出場権が得られるとのこと。もしサモアが勝っていたら、日本は3位争いも考えなければならず、アルゼンチン戦はかなり複雑な状況なっていたかもしれない。
そう考えると、イングランドが逆転してくれたこの一戦は、アルゼンチン戦に集中できるという意味でも、次回予選を戦わなくてもいいという意味でも、日本にとってかなり大きな影響を及ぼす試合となったと言えるだろう。
 
これで約1ヶ月に渡った予選プールも(ほぼ)終了。
決勝トーナメントも見たら面白いのだろうが、ここからは試合開始時間が日本時間の0時と4時。日本以外の試合を夜更かしor早起きして見る気力はなさそうなので、また次回大会を楽しみにしたいと思う。
 
ということで、日本は予選通過ならなかったが、私自身は大いに楽しませてもらった、という話でした。