横浜DeNAベイスターズに見る、組織を変えるには時間がかかるという話

先日、久しぶりに横浜スタジアムに野球観戦に行ってきた。
私は物心つく前からのカープファンだが、東京生活も長かったため、よく神宮球場横浜スタジアムにも観戦に行っていた。
とくに大学院に通っていたころは横浜に住んでいたこともあって、広島‐横浜戦を見に行っていた。
かれこれ15年くらい前の話になるが、当時はチケットを取るのは当日でも問題なく、あるときはあまりに観客が少なすぎて、イニング間に行われる観客を大型モニターに映すイベントで1試合に2回映ったこともあったりした。
 
そんな横浜ベイスターズ横浜スタジアムだが、DeNAが経営参画して以来、観客も右肩上がり、応援も盛り上がっていると聞いていて、今回どんな感じになっているのか楽しみに球場に向かった。
球場に到着して、席についてまず驚いたのが、ベイスターズファンの多さ。
ホームゲームだから当たり前だと思われるかもしれないが、それこそ15年前はガラガラで、10年くらい前にカープ女子が流行ってたころはカープファンのほうが多いくらいだった。
今回は、外野の応援席が取れなかったので、そのすぐ横の3塁側内野指定席を予約。まあ、ここならカープファンしかいないだろうから、外野と同じように応援にできると思って球場に向かったのだが、いざ着いてみると、この付近でもベイスターズファンが7:3の割合で多く、形見の狭い思いをしながらの応援となった。
当日は満員御礼で、スタジアム全体でもベイスターズファンが多くを占めており、隔世の感があった。
 
オーナーがTBSからDeNAに移ったのが2011年のシーズン後。
それから10年ちょっとが経って、ようやく組織変革や新しい施策が花開いたという感じだろうか。
当日は、厚紙を折り曲げてハリセンのような応援グッズであったり、試合途中に照明を消してみんなで踊るためのペンライトだったりと、グッズもいろいろと配られており、試合における満足度を高める施策が次々へと繰り広げられていたが、こういった地道な取り組みが実を結んだのであろう。
そして、何よりもベイスターズファンが多く、そのことで応援も大いに盛り上がっており、みんな楽しそうだったのが印象的だった。
 
ところで、試合は僅差で広島の勝ち。ヒヤヒヤしながらかつ肩身の狭い思いでの勝利だったが、久しぶりの横浜スタジアムでの観戦を存分に楽しむことができた。
 
ということで、結果を出すには10年くらいはかかる、という話でした。