倍速再生に耳が追いつかない

私も40代中盤になり、身体の変化というか、もっと直接的に言えば老化が見え隠れするようになってきた。
昨年あたりから急に老眼がはじまり、スマホで近くが見えにくかったり、何か書類を書いたりするときにピントが合わないようになってきた。
最初はちょっとショックだったが、こういったのを受け入れていかないといけないのだろうと、半ば諦めの境地で老化に向きあおうと思っていた。
 
それでも比較的老化の進行は遅いほうだと思っていて、白髪はまだほとんどないし、抜け毛も増えてはきているがまだ十分髪も残っている。
身体のほうも、筋トレしてるし、定期的に走っているし、同年代から見れば健康的なほうだろうと思っている。
 
しかし、まわりとの比較ではたしかにそうかもしれないが、自分の中での老化は徐々に進行していることは間違いなく、それをまた実感することがあった。
今度は耳である。
最近、動画や音声コンテンツの再生速度を速くすると、聞き取りにくくなっていることに気づいたのである。
 
私がよく使う動画や音声のアプリは、YouTubeTVer、Voicy、Audiobookあたり。
このうち、Voicyは私がフォローしているパーソナリティは比較的早口な人が多いので、1.5倍速で再生。YouTubeはテロップなども多いので最大の2倍速で十分聞き取り可能。TVerは最大の1.75倍速、Audiobookは元がゆっくりなので2倍速(ときに3倍速にすることも)と、そこそこ速い速度で聞いてきた。
 
私自身早口なこともあって、少々速くても、聞き取りは苦にならず、問題なく聞き取りができていたのだが、これがここ最近になって、ちょっと速くて聞きづらいな感じるようになってきたのである。
最初は気のせいかなと思っていたのだが、どうもそうではなく、私の耳(というか脳)が速度に追いつけなくなってきたことを認めざるを得なくなってきた。
 
そんなこんなで、聞き取りができなくて内容を理解できないのであれば本末転倒なので、聞き取りが追いつかないときは、速度をゆるめて聞くようにしている。
今後も身体のあちこちでこれまでできていたことができなくなるということが起こるだろうが、ある程度抗っていく気持ちと、ある程度は諦めて受け入れていく気持ちと、その両方をもちながら行きていきたいなと思った次第である。
 
ということで、目・耳ときたので、今度は口が思ったようにまわらなくなるのかもしれない、という話でした。