九州は意外に狭い

今週は熊本で開催される展示会に出展するために出張に出た。
いつもは東京・大阪方面に向かうことが多いのだが、今回は逆方向。
九州新幹線で向かったわけだが、平日の昼のさくらの普通指定席の乗車率は高かった。ぱっと見、博多からの九州新幹線管内で80~90%程度はあったように見えた。
平日なので旅行客でいっぱいという感じではなかったが、ビジネス客と旅行客がいい塩梅でバランスしている感じで、浮足立った感じもなく、新幹線移動が日常に戻ったことを改めて実感した。
 
私は毎度出張の際は新幹線を利用することが多いのだが、その際はまとまった時間があるので、ここで仕事をしたり読書したりと、一人になれる時間と空間を活用している。
しかし、今回の熊本までの所要時間があまりにも短くて驚いた。
この時間を使って、あれやこれやと仕事でもしようかと思っていたのだが、そんな時間もなく、到着してしまった。
 
所要時間を確認してみると、博多-熊本間は、各停のつばめでも50分弱、みずほやさくらであれば30分強で着いてしまう。鹿児島中央までも、博多からで1時間20分~40分程度。
地図で見た感覚だと、この倍くらいはかかりそうなイメージだが、あっさりと本土最南端の鹿児島まで行けてしまえるのである。
 
実際の面積を確認してみると、沖縄含めた九州地方全体で、44,512km²。これは北海道(83,450 km²)の半分程度の大きさである。
感覚的には北海道と同じくらいの面積かと思っていたが、新幹線の移動時間でもわかるように、思っているより狭いようである。
 
ただ、これは新幹線が通っている西側の話で、東側となると話が変わってくる。
以前、大分に行くのにけっこう時間がかかった記憶があるのだが、こちらも時刻表を確認してみると、小倉-大分間が特急で1時間半くらい、これが宮崎となると、小倉から4時間半とかなりの時間がかかる。
西と東ではだいぶ様子が違うようではある。
 
とまあ、西側と東側では移動時間に隔たりはあるものの、それでも面積自体はそれほど大きくないのが九州。
そんなことを実感した出張だった、という話でした。