続・車輌故障による新幹線の遅延

昨日のこのブログで書いたように、出張の帰りに、自分が乗っていたのとは別の新幹線の故障で、東海道・山陽新幹線でかなりの遅れが出た。
幸い、新幹線降車後に予定があるわけでもなく、またエクスプレス予約のポイントを使って、グリーン席にアップグレードしていたので、私は比較的気持ちに余裕をもってこのアクシデントに対峙することができたが、多くの人にとってはとんだ災難だったかと思う。
 
その新幹線は途中新横浜駅でかなりの時間停車を余儀なくされたが、その後小田原駅を過ぎてからは順調に走り出した。
名古屋からは待たされた人たちがかなり乗ってきて、グリーン席も満席。当然のことながら、空いていた私の隣の席も埋まった。
自由席は座れない乗客も出ているようで、さながら年末年始のような状況になっていたようである。
 
さて、名古屋に到着した時点で、到着時刻が予定時刻よりも2時間遅れると、特急料金が払い戻されるという事実を知る。
このルール、昔どこかで聞いた覚えがあるが、すっかり忘れており、Twitterのタイムラインや車内のアナウンスで認識することとなった。
 
こうなると(文字通り)現金なもので、どうせここまで遅れたのなら、2時間以上遅れて到着してくれと思いはじめる。
名古屋に到着した段階でちょうど2時間程度の遅れ。少々の遅れであれば取り戻すのがJRで、これまでも5,6分くらいの遅れであれば、最終的には予定通りの時刻まで戻すといったことはよくあったので、あまり期待しないでおくことにした。
 
その後、新大阪を出発した段階で、遅れが125分くらい。
自由席に多くの人が乗ったり、他の指定席の切符をもっている人が乗り込んだりしていたため、乗降にかなり時間がかかったようで、少し遅れが伸びることになった。
 
このままいけば、払い戻しだ。なんて思っていたのだが、よくよく考えると、同じように思っている人は多いわけで、到着した駅が混雑するのであれば、それを待ってまで数千円の特急料金を取り戻すべきかどうか考え始める。だったら、2時間以内に到着してくれたほうが、変に悩まずに済むな、なんて思ったりもした。
 
また、こんなとき、新幹線の運転手は2時間遅れにならないよう、少しでも早く到着するように運転するのか(少しでも早く到着するように会社から言われているのか)、それとも変に乗車客から文句を言われないよう、2時間ギリギリであれば、早く到着するようには考えないのか。はたまた、ニュートラルで普段通り運転するのか、どうなんだろう、なんて考えたりもした。
 
そんなことも考えながら、揺られること数時間。結局遅延はカバーできず、結果として乗っていた新幹線は125分の遅れで到着することとなり、払い戻し対象となった。
 
駅での払い戻しの確認作業が大変になりそうなので、早めに下りて改札に向かったが、みどりの窓口が閉まっているので、今日は払い戻しはできないこと。
自動改札を通すと特急券が戻ってきて、後日(1年以内に)それをみどりの窓口にもってきたら払い戻しをしてくれるとのことだったので、ちょっと拍子抜けしながら、帰路につくことにした。
 
結局、6時間超新幹線に滞在することになったが、もともと新幹線移動は苦にならないし、今回はグリーン席だったので、仕事したり、ブログ書いたり、読書をしたりで長い乗車時間をそれなりに有効活用することができた。いろいろなことが片付いたし、特急料金は払い戻しになるし、たまには新幹線が遅れるのも悪くないなと思った次第である。
 
ということで、とはいえ当日新幹線移動していた多くの人は大変だったのだろうな、という話でした。乗車されていた方はおつかれさまでした。

 

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