まだまだ続く、意味のないコロナ対策

新型コロナ改め、コロナ2019も4年目に突入。世間的にはもう終わっていることしたい人たちが増えているように思うが、依然としてその感染力は高く、感染して発症すればそれなりにきつく、コミュニティ内で流行るとそれなりに大変ということで、今後も変わらずバランス感覚をもって生活していきたいと思っている。
 
さて、そんな中、2023年の今も、感染防止に意味のない対策がまだまだ残っているように感じる。いくつか例を挙げてみたい。
 
まずは公共機関や商業施設のトイレ。
未だに、ソーシャルディスタンスの名の下、2つに1つの小便器が使用不可になっていたりする。どんだけ話しながら用を足しても、十数秒で感染する可能性は極めて低いし、ましてほとんどマスクをしている中で感染するはずもない。当初から意味がわからない対策だったのだが、まだけっこう残っている。
トイレ関係では、大便器のフタを閉めての流すように求めていたり、手洗場のジェットタオルが停止のままになっていたりして、情報がアップデートされていないのだなと思ったりする。
 
トイレ同様、いつも意味がないと思うのが、温浴施設などでのロッカーの間引き。
コロナがあろうがなかろうが、こういったロッカーでは、同時に隣のものを使おうとはならない。むしろ、余計な間引きがされているため、変に近いロッカーを使わないといけないケースも出てきて、逆効果になることもあったりする。先日行った温浴施設でも、ご丁寧に1つずつ間引きのための案内がなされており、ほんと意味ないなと感じた。
 
あとはビュッフェのビニール手袋。これも当初は理解できたが、さすがに意味がないことに気づいても良さそうなところ。接触感染のリスクを過大に評価しすぎなまま、ここまできた感がある。
 
これらの対策は、ちょっと考えれば、感染対策にプラスの効果をもたらさないことがわかると思うのだが、みんなあまり考えていないのだろう。
2020年当初であればまだわかるものもあれば、当時から意味がないなと思っていたものもあるが、少なくともこの2023年にははっきりと意味がないということがわかっているのに、惰性で続いてしまっている。
意味がないことがわかっていないのか、それともわかっているけど、やめるタイミングがなかったのか、どちらかわからないが、そろそろやめないとだらだらと続きそうである。
 
そういう意味では、5月の5類への変更は意味があるかもしれない。
意味がないとわかっていた対策をやめる機会として捉えると、ここが絶好のチャンスである。この機会を逃すと半永久的に続いてしまいそうなので、このタイミングでぜひやめてほしいと思う次第である。
 
ということで、まだまだ意味のない感染対策は多い、という話でした。