娘に秘密を打ち明ける

昨日のこのブログでも書いたが、先日交通違反で切符を切られた。いろいろな思いが交錯したが、それなりに落ち込んだ。
 
こういった話は誰かにしてスッキリしたいところなのだが、意外に話す相手が難しい。
家族や友人などの近い関係の人に話すと、たいがい馬鹿にされるか、警察官から受けた注意をリピートされるか、ほしくない反応が返ってくる。
逆にちょっと距離のある人(私に対してどうツッコんでいいかわからない人)に話すと、過度に同情されてしまうことになる。
 
こちらとしては、話を聞いてくれて、ちょっとだけ同情してくれて、ちょっとだけ注意しなよと言ってくれればいいのだが、なかなかいい塩梅の人が見当たらない。
だったら黙っとけばいいのだが、それでも誰かに言いたいのが人間の性というもの。
 
そこで、さてどうしようと思っていたのだが、うってつけの話し相手がいた。
小学1年生の娘である。
 
娘であれば、ちょっと心配してくれそうだし、ちょうどいいかなと思って話してみたのだが、予想通りいい感じに心配してくれて、話してちょっとスッキリすることができた。
ただ、話すうちに、私がつかまるのではないかと心配になってきたようだったので、罰金を払えば問題ないこともきちんと説明して安心させるという、ひと手間が必要だったが、それでも話を聞いてもらえてよかった。
 
ただ、娘がこの話をいろいろなところでされては困る。
妻や私の両親に話すくらいであれば問題ないのだが、学校で友だちに言いふらされてはたまったものではない(話したからといって問題になるわけでもないが)。
そこで、誰にも話さないことを約束したのだが、さっそく家の中で、つかまらなくてよかったねとか言い出すものだから、秘密にするということがどういうことなのかわかっていないようである。
 
そんな感じでちょっと心配ではあったが、翌日学校とかで話さなかったか確認したところ、口を滑らしそうになったが、どうにか我慢したとのことで、どうやら約束は守ってくれたらしい。
 
交通違反の切符を切られたことはショックではあったが、こうやって娘と二人だけの秘密を共有をできたのはちょっとよかったかなと思っている。そう思わないとやってられないという気持ちもないわけではないが、二人しか知らないという感じがなんとも言えず、ちょっとした副産物になったなと思う次第である。
 
ということで、小学生の娘に秘密を打ち明けた、という話でした。