11月も下旬に差し掛かってきた。
朝晩はだいぶ寒くはなってきたが、昼はまだ20℃前後あり、暖かい日々が続いている。
予報を見ると、私の住んでいる地域では月末に15℃くらいまで下がるようで、さらにこれから寒さが深まるようである。
さて、最近気づいたのだが、秋(や春)はちょうどいい気候の季節のように思われているが、気温の変化が1日の中でも、日々においても大きく、それほど過ごしやすい季節ではないのではないか、ということ。
昼の気温だけ見れば、比較的暖かく過ごしやすいのだが、朝晩の寒暖差は大きいし、急に寒くなったりする日もけっこう多い。
昨日は暑かったのに、今日は寒いと、一気に夏から冬になるような変化も、思っている以上にある。
そう考えると、春や秋という季節は変化の季節で、いわば過渡期とも言える。
だから、着る服も日によって変えないといけないし、1日の中でも調節が必要になってくる。気温の変化に敏感になって注意を払っておく必要がある。
一方で夏や冬は気温的には一定で、こちらは安定期と言える。
夏は最高気温30℃以上が続き、冬は最低気温10℃以下が続く。たしかに暑かったり寒かったりして、過ごしにくいのだが、日によって大きな気温は変化はなく、着るものは同じようなものでよく、昨日と同じ格好をしておけばいい。真夏日であっても、猛暑日であっても、できることは基本的に同じである。
暑かったり寒かったりするが気温が一定な夏と冬、昼間の気温はちょうどいいが、暑い寒いを繰り返す変化が多い春と秋。
安定期と過渡期の繰り返しが、日本の四季なのである。
この安定期と過渡期、どちらがいいかと改めて考えると微妙な感じはする。
春や秋のほうがいい季節のように思われがちだが、変化が大きいと体調の管理が難しい。
私自身、会社で何か挨拶するとき、夏は熱中症注意、冬は風邪(インフルエンザ)に注意と言っているが、春や秋は寒暖の差が大きいから体調を崩さないようにと話したりしている。気候に対する身体の対応という面から考えると、実は一息つける季節はないのである。
さてこれからだが、もうしばらくはこの秋という過渡期が続きそうである。今年は12月に入っても、当面秋継続といった感じだろうか。
一概に春や秋のほうがいい季節とは言えないが、それでも昼間の気候はこの時期がいい。もう少しだけ続く秋と冬への変化を楽しむ気持ちで、これからの1ヶ月くらいを過ごしていきたいと思う。
ということで、日本の四季は安定期と過渡期の繰り返しである、という話でした。