ワールドカップの思い出

 
私は子どものころから野球好きで、サッカーはやるほうも見るほうもあまり関わりなく幼少期を過ごしてきた。
基本自分には関係ないスポーツであったわけだが、高校生のとき、1995年アメリカ大会の前年1994年に行われた、アジア予選は夢中になって観た。当初まったく関心もなかったのだが、学校で話題になっており、だったら見てみるかくらいで見始めたら、どハマりしてしまった。
今回の本戦が行われるカタールで最終予選が行われており、日本は勝てばワールドカップ初出場が決まる最終戦で、ロスタイムに対戦相手のイラクに同点にされてしまい、本戦出場を逃してしまった。
いわゆるドーハの悲劇と言われるやつで、私もその瞬間座っていたソファーから崩れ落ちたのを覚えている。
 
ただ、このときが私のサッカーへの関心はMAXで、それ以降は下がる一方であった。
次の1998年フランス大会の予選も、その前年の1997年に行われて、4年前にサッカーも面白いなと思った私は、この97年の予選も楽しみにしていたのだが、このときは日本中がかなり盛り上がりを見せており、それを見てなぜか興ざめしてしまったのである。
当時大学1年だった私は、無事にワールドカップ初出場を決めた試合を、サークルの仲間の家でその試合を観戦していた。
観戦していたといっても、恒例の飲み会があって、サッカーに興味があるものはテレビにかじりついて観ており、そうでもないものはただ飲んでいたのだが、私は片目で試合を見ながら、買っても負けてもどっちでもいいやくらいの気持ち、いやなんなら負けてしまえと思っていたのを覚えている。
 
翌2002年大会は日韓共催ということで予選はなかったが、このときも国内の盛り上がりとは反対に冷めた目で見ていた。
試合自体はテレビで観戦していたが、このときも日本が負ければ騒ぎも収まっていいんじゃないかくらいの気持ちで観ていた。
当時はもう社会人になっていたが、その試合をいっしょに見ていた大学時代の同級生から非国民扱いをされたのを思い出す。
 
さらに次の2006年、2010年大会あたりは、ほとんど記憶がないのだが、戦績を見返すとテレビで観ていたような気もする。
しかし、2014年、2018年については戦績を見返してもまったく記憶がないので、おそらく見ていなかったんだろうと思われる。
 
こんな感じで、私のサッカーワールドカップへの興味は1994年のアジア予選がピークだったわけで、それ以降は斜に構えて、見るのは見るが日本代表を素直に応援しない感じで、さらに最近ではまったく見なくなった。
 
今回も正直なところ、さほど興味があるわけではないのだが、とはいえ4年に1回のスポーツの祭典。
40代も半ばに差し掛かると、あと何回見れるかわからないな、なんて思ってきたりもするので、それなりに関心をもって見てみたいと思っている。
とりあえず、Googleカレンダーに試合日程をすべて入れてみたので、そこから全体を眺めてどの試合を観戦するか決めていきたいと思う。
 
ということで、今回はワールドカップをちょっと見てみようと思っている、という話でした。