夏の屋外作業における熱中症の危険性

このお盆休み、たいして長い休みではないが、それでもせっかくの休暇なので、何もしないで終わることがないように事前に計画を立てて臨んだ。
お盆休みでやってしまいたいことの1つが大掃除。水を使う掃除は年末の大掃除だと寒いので、毎年GWやお盆の時期にやるようにしているが、今回は高圧洗浄機でベランダ掃除をやることにした。
 
一口にベランダ掃除と言っても、いくつかの工程がある。
まず、ベランダにいろいろな物が出ているので、まずこれを片付ける。それから高圧洗浄機をセットして洗浄。最後に窓やベランダに出ているものを拭いて完了である。
 
ということで、作業開始。
出しっぱなしにしていた、ベランダ読書用のキャンプ用の椅子を片付け、ペットボトルや缶などのゴミ入れを一時的に家の中に入れる。これだけで一仕事である。夕方近い時間での作業だったが、西日が強かったので、あわててアウトドア用の帽子をかぶる。
それから、高圧洗浄機をセット。ここからは、水も出てくるので、比較的快適に作業も進む。途中娘(小学1年生)もやりたいと言うので、やってもらいながら洗浄完了。
仕上げに、窓を拭いたり、ゴミ入れの汚れを取ったりで、1時間ちょっとですべての作業が終わった。
 
すると、作業が終わったの良かったのだが、ちょっと頭痛がする。いや、作業終盤あたりから頭痛があるのはわかっていたのだが、あと少しということで終えることを優先させてしまった。
これは熱中症の初期症状で間違いないと思い、水分を取って横になって休んだ。
軽い頭痛はあったが、休んで少し楽になったので、他の掃除も行い、大掃除もそれなりに進捗して充実した1日が終わった。
 
と、ここまでは良かったのだが、夜中に激しい頭痛で目が覚める。
飲みすぎて激しい頭痛におそわれることはこれまで何度かあったが、アルコールなしでこれは珍しい。間違いなく、熱中症の余波だということはわかったが、それで痛みが治まるわけではない。
寝れば治るだろうと、どうにか寝ようと試みるも、頭が痛くて寝れる感じがしない。
仕方ないので、薬がないか探してみると、コロナワクチン後の鎮痛剤として買ったEVEがあり、さっそく服用。その後も痛みは続くも、徐々に治まっていき、どうにか寝ることができた。約1時間半くらい頭痛に悩まされ、かなりきつかった。
 
こうやって振り返ると、熱中症を甘くみてはいけないなと、改めて実感した。
私は工場を運営する会社の経営者で、この時期は熱中症に気をつけるように口酸っぱく言っているが、自分ができていなかったと反省である。
 
今回の反省点は、主に以下の3点か。
1.直射日光が強い午後から夕方にかけての時間での作業だったこと。
できれば午前中の早い時間にやったほうがよかった。それだけでもかなり症状は違ったのではないだろうか。
 
2.一気に作業を終わらせたいと思い、途中で休憩を入れなかった。
早く終わらせてしまいたいという気持ちと、休憩を入れると再開するときにエネルギーを使うことから、一気に作業を終わらせたいと思いがちである。しかしながら、この時期の屋外の作業は30分に1度は休憩を入れるべきだった。
 
3.水分補給はしていたが、塩分補給が足りていなかった。
事前に塩分の補給はしていたのだが、途中での補給ができていなかった。頭痛などの症状が出てからの補給では一足遅い。また、こういった作業をするときは、事前に経口補水液の準備なんかも必要だと感じた。
 
今回のような水を使った掃除は、冬やるよりは夏のほうが楽なのは間違いないが、こういった熱中症の危険が潜んでいることを忘れてはいけないと、改めて感じた次第である。
 
ということで、夏の屋外の作業は細心の注意が必要である、という話でした。