コロナ下における体調報告、正直ベースでいくか、ダマでいくか

娘が小学校に入学して10日間、思ってたよりはスムーズにスタートすることができた。
一番心配していたのは朝の時間だが、今のところ問題なく朝起きて家を出ることができている。
 
とくに変わりなく毎日を過ごせていたのでよかったと思っていたのだが、思わぬところから物言いがかかった。
 
とある朝、娘がなんとなしに「喉が痛い」と言い出した。
このコロナ下においては、こうしたちょっとした体調変化にピリッとした空気が流れるのだが、熱もないし、娘もそれほど痛がっている様子もない。
ここ数日間の行動を考えても、コロナに感染した確率は極めて低い。ほぼノータイムで通学は問題なしと判断して普通に学校に行かせることにした。
 
ただ、毎日熱を測って報告する用紙があり、そこにこの喉の痛みを記入するかどうかはちょっと迷ったが、結局一応書いておこうということになり、記入をして娘を送り出した。
 
すると、朝の早い段階で学校が連絡があり、娘は結局早退することに。妻が学校まで娘を迎えに行って、1日家で過ごすことになった。
 
その連絡を受けて、私は正直なところ過剰反応ではないかと思った。
学校で保健の先生に診てもらったのかどうかわからないが、連絡の時間が早かったので診てもらっていないだろう。
こんな調子だと、少々体調が悪くても、黙って通わせる家庭が多くなるじゃないかとちょっと心配になった。
 
この話を聞いて、今後同様のことがあったら、どうしたらいいか考えてみた。
 
まず思いついたのは、学校に基準を確認するということ。
どこから通学OKで、どこからNGかの線引きの問題なので、それを明確にしてほしいし、明確にしてあるならおしえてほしいと思った。
一瞬、学校に行って聞いてやろうかとも思ったのだが、ちょっと考えてこれはやめることにした。
 
理由は2つで、1つは入学早々、モンスターペアレント的なレッテルを貼られるのは避けたいから。
そしてもう1つは、この問題は先生(もしくは学校)から見れば、リスクをできるだけ避けたい、もっと言えば責任を回避したいという思いが透けて見えるので、だったらそのニーズに合わせたほうがいいと思ったから。
 
ということで、それであれば今後は家庭で可否判断をして、学校に行かせるのであれば黙って行かせるべきだと思い至った。体調に関するリスクは家庭で負うべきなんだなと理解した。
 
娘が幼稚園のときは、体調に関してはなるべく伝えるようにしていたし、私が出張などで(周りから見ると)リスクが高い行動を取るときは、なるべく伝えるようにしていた。
しかしながら、幼稚園に比べると小学校は児童数も多く、そこまできめ細やかなサポートを期待するのは酷なのだと、改めて認識した。
それであるならば、家庭で責任をもって判断し、それを学校側に転嫁しないようにするのが、このコロナ下での適切なふるまいなのだろうと理解したわけである。
 
今回の件は、そのくらいの忖度はしてくれ、という学校側からのメッセージだったと理解して、今後の判断の参考にしようと思った次第である。
 
ということで、なんでもかんでも正直ベースでやればいいわけじゃない、という話でした。