見るとのやるのとは大違い

前回の続き。
スノボの滑り方をYouTubeで予習して、現地で実践しようと、今シーズン3回目(かつ最後の)スキー場に向かった。
 
シーズン最終盤ということで混んでいるのかと思っていたら、予想外に人は少なかった。
もう雪も降っておらず、気温も最高気温が15℃くらいになるくらいになると、スキー場の来場者数は少なくなるんだと思った。
 
さて、レンタルの方法やリフト券の購入は3回目ともなると慣れたもので、なんなくゲレンデまで到達。前回まではリフト券は回数券を使っていたが、今回は時間券を購入して、制限時間内で目一杯滑ろうとリフトに乗り込んだ。
 
まず最初は、すでにできている、前向きの木の葉滑りでウォーミングアップ。これは難なく滑れる。
問題はここからで、YouTubeで予習をした後ろ向きの木の葉滑りとターンの練習に挑んだ。
 
最初の後ろ向きの木の葉滑りをやる前に、さっそく躓く。素人の私は立ったまま斜面に対して山側を向くことができない。転んだ状態から山側を向いて立ち上がることもできない。YouTubeでは山側を向いて立つ方法はおしえてくれていなかったのである。
仕方なくどうしようか思案したところ、転けた状態から仰向けになって山側を向いて立つのが難しいのであって、うつ伏せの状態からであれば起き上がれることに気づいて、どうにか後ろ向きの練習ができるようになった。
 
するとすぐに次の課題が出てくる。
後ろ向きにただ横滑りや木の葉滑りをしようとしても、なかなか板をコントロールできない。
YouTubeでは難なく簡単にやっていたので、こちらも問題なくできるだろうと思っていたら、見るのとやるのとでは大違いである。とくに木の葉滑りで、少しでも板を縦にするともう止まれない。
前向きと後ろ向きでは板のコントロールの難度がぜんぜん違うことを思い知らされる。
 
仕方がないので、後ろ向きの木の葉滑りもそこそこに、ターンの練習をしてみることに。
予習をしてイメージトレーニングもバッチリ(のつもり)だったので、YouTubeで言われたとおりでやってみたのだが、これも板が縦になった瞬間スピードが一気に上がって、もうコントロールができなくなる。思っていたのと違うという状況である。
 
その後、何度もトライするも、ぜんぜん上達せず、転けてばかりでお尻や頭を打ってしまう始末。課題だらけで、今シーズンの最後のスキー場を後にすることになった。
 
YouTubeの動画での説明をきちんと頭に入れて、それを実践すればうまくいくだろう、という私の試みはもろくも崩れ去った。
動画の内容だけでうまくいかなかったときのBプランがまったく準備できていなかったのである。
動画で予習しただけでうまくできると思っていた昨日の自分を殴ってやりたい気分になった。
 
とはいえ、せっかくハマりかけているスノーボード、ここでやめてしまうのはもったいない。来シーズンはしっかりとした予習にあわせて、現地でのレッスンにも参加しながら、もう少しうまくなりたいなと思った次第である。
 
ということで、見るのとやるのとでは大違いだった、という話でした。