スキー・スノボに見る、1回でやめてしまってはもったいないという話

この冬は新たにスノーボードをはじめようと思いたち、年初に娘(6歳)と二人でスキー場へ行ってきた。
学生のころにスキーは1,2回やったことはあるのだが、面白かった記憶はなく、それ以来スキー場に行くことはなかったのだが、何を思ったか、子どもたちとできる趣味になるのではないかと挑戦してみることにした。
すぐにうまくできるイメージはなかったので、1回目苦労して楽しくなくても、3回くらいはやってみないとその面白さはわからないだろうと思ってスタートしたのだが、予想に反して初回から思いの外楽しく、この週末に2回目に行ってきた。
 
さて、2回目のスキー場。当日朝はかなり早く目が覚めてしまい、それだけ楽しみなんだなと自分でも驚いた。
 
前回は私も娘もスノボに挑戦したのだが、娘はスキーにしたいというので変更し、私は前回同様スノボを継続した。
ウエアと道具をレンタルして、さらには娘のレッスンも受けて、いざリフトに乗って初心者用のコースを滑った。
私は前回で、ただ斜面を下りるだけならどうにかなる感覚をつかんでいたので問題なかったのだが、スキー初挑戦の娘は大苦戦のスタートとなった。
 
そこから結局営業時間ギリギリまでスキー場にいたのだが、いくつか気づきがあったので、まとめておきたい。
 
まず、娘の姿と自分の学生時代のスキーの経験を記憶から鑑みるに、初心者から見たスキーとスノボの違いは転けてから起きるまでの動作の違いにあることに気づいた。
スノボは板が1枚で両足が固定されているため、転けてからのリカバリーが比較的容易なのだが、スキーは板が2枚でしかもそれぞれが自在に動くので、転けたときに足が変な方向に曲がってしまうことがある。初心者はこのときのリカバリーがうまくできず、そのため起き上がるのが困難になるので、ここでくじけてしまう。学生時代の私がまさにそれで、すぐに転けて、そしてすぐに起き上がれないので、面白くない、そんなことを娘の姿を見ながら思い出した。
 
次の気づきは、やはり1回で諦めてはダメで、2,3回はチャレンジしてみないと面白さはわからないということ。
娘はリフトに乗って初回の滑りが転けてばかりで、リカバリーもうまくいかず、早々に嫌気が指して諦めモードになってしまったのだが、ここで私は半ば無理やり娘をリフトに乗せてもう1度上がることにした。
すると、娘は何かを掴んだのか、このときはほとんど転けずに下まで降りることができた。まだ転けるとその後のリカバリーはうまくいかないのだが、転けなければそれも必要ない。下まで滑りきってしまえば、達成感もあり、面白かったらしく、それからはむしろ娘のほうが滑りたがって、営業時間ギリギリまでスキー場にいることになった。
そんな姿を見て、やはりうまくいかなかったからといって1回だけですぐに諦めてしまってはもったいないなと強く感じた。
 
コツを掴めば面白くなるし、いったん面白いと思ったら、そこからの上達は早そうなので、これからの成長が楽しみだなと思った次第である。
 
ということで、親子の趣味がだんだん面白くなってきた、という話でした。