公共交通機関でのワンオペ旅行の大変さ

先週、上の娘(6歳)と下の息子(1歳)を連れて、新幹線に乗って日帰りで美術館めぐりをしてきた。
オミクロン全盛期ではあったが、新幹線を含む公共交通機関や目的だった美術館などでは、感染リスクはかなり低いと判断して行くことにした。
あと、娘は今春から小学生になるので、無料で新幹線に乗れるのも今のうち、という下心もちょっとあったりした。
 
さて、子ども二人を連れての日帰りの旅行。だいたい想定通りではあったが、やはりかなり疲れた。
休日に二人を連れて、車で出かけることはけっこうあるのだが、それに比べてもちょっと大変であった。
 
車と何が違うのかちょっと考えてみたのだが、相違点は3点。
 
1つは、車は密室で他の人に迷惑をかけないのに対して、新幹線などの公共交通機関では、まわりのお客さんに気を遣うという点。
小さい子どもがいると、どうしても親はまわりの人たちに気を遣ってしまう。私もビジネス利用で新幹線を使うときに、子連れのお客さんがいると、あまり気を遣わなくてもいいのにと思うのだが、逆の立場になるとそうもいかない。
また、車の場合は、途中でコンビニやサービスエリアに立ち寄ったりと自分たちのペースで進めるのに対して、公共交通機関の場合は途中下車は基本できない。子どもの機嫌にあわせてのペースを配分が難しい。
ただ、今回は下の息子が思ってた以上におとなしく、ちょっと泣いてあやしにデッキに出るのも1,2回くらいで済んだので、かなり助かった。
 
2つめは、荷物の調整が難しいという点。
車で行くのであれば、多少多くても問題ないので、いろいろなリスクを勘案して持っていくことにある。それに対して、公共交通機関を使う場合は、多めに持っていくとかさばるし、少なくするとさまざまなリスクに対処できなくなってしまうので、この加減が難しい。
また、今回は非常に寒かったので、着込んで行ったのだが、室内に入るとけっこう暑くて上着を脱ぐことになった。下の息子を抱っこしながら、自分と子どもたちの計3人分の上着をもつと両手がふさがって、写真を撮ったりする余裕がなくなった。
これは、かばんをちょっと大きめのものにするとか、エコバックのような予備のかばんをもっていくとかでどうにか対処は可能かもしれない。また、娘にはリュックサックをもたせて、そこに下の息子のオムツなどを入れてもよかったかもしれない、と帰ってから思ったりした。
 
最後3つめは、なんだかんだで歩く距離が長くなるという点。
車で行けば、駐車場と目的地の間と、その目的地くらいでしか歩かないのだが、公共交通機関を使うとなんだかんだで歩くことになる。私は歩くのは嫌いではない、というかむしろ歩きたいくらいなので問題ないのだが、小さい子どもはそうもいかない。今回は下の息子は大半私が抱っこしていたので問題なかったが、上の娘はまだ幼稚園児ということで、途中へばってくる。そうなると休憩も多くとらないといけなく、ペースも遅くなってしまう。
この点についてはあらかじめわかっていることなので、旅程をあまり詰め込みすぎないようにするのが肝心か。
 
以上、当たり前と言えば当たり前だが、実際やってみて、この3点が大きく違うなと思った次第である。
 
ただ、公共交通機関を使うと自分で運転しなくていいため、(子どもがおとなしければ)移動中自分も休むことができる、というメリットもある。
上記の3点をしっかりと認識しておけば、想定外のこともそう起きないので、また近いうちに公共交通機関で子どもたちを連れて出かけたいと思う。
 
ということで、公共交通機関を使ってのワンオペ日帰り旅行はそこそこ大変だった、という話でした。