車をもっている前提のオペレーション

先日、息子(2歳)の下痢の症状が続くので、近くの小児科に連れて行ってきた。
私としては、週末飲んだ牛乳があわなかったのかな、くらいに思っていたのだが、週明け保育園に連れて行くと、感染症の可能性もあるので、病院で見てもらってほしいとのことで、会議の間の時間を使って連れて行くことにした。
 
すると、もう昼前にも関わらず、小児科の駐車場はいっぱい。停めるところがない。
この時期、子どもの風邪が多く、小児科が混んでいるのはわかっていたが、それにしても、昼前に車が停められないほど混んでいるとは思わなかった。
仕方ないので、中途半端な位置に車を置いて、診察の予約をして、駐車場が空くのを待った。すると、奥のほうから車が1台出ていったので、ようやくそこに停めることができた。
 
ところで、最近は診察の順番は、診療所のロビーで待つのではなく、車で待機するように言われる。順番が近づくとスタッフの方が呼びに来てくれる。
おそらくだが、コロナがきっかけでこのような方法をとるようになったと思われる。
この方法、病院内での感染のリスクが下がるというだけではなく、子どもが少々泣いても騒いでも他の人に迷惑をかけることがないので、非常に合理的な方法だと思う。
診察待ちだけではなく、例えばコロナやインフルエンザの検査待ちの時間も車で待機しているのだろう。だから、ロビーはほとんど患者がいないにも関わらず、駐車場はいっぱいという状況になっている。
 
しかし、この方法はみんなが車で来ていることが前提で、徒歩や公共交通機関で来る人が多ければ使えないのだが、ロビーで待機している患者親子はほとんどいないのを見ると、今では2台持ちが当たり前で、母親も自分の車があるというのが一般的なのであろうと感じた。
 
地方では、病院にかかわらず、車をもっていることが前提のオペレーションが組まれていることが多い。コンビニなんかでも、30台近く停めることができる駐車場があるところがけっこうある。
一昔前であれば、地方と言えど、みんなが車を持っているとは限らなかった。私の家でも母親は免許を持っておらず、それが一般的だったと記憶しているが、一世代も変わると車も2台持ちが当たり前になっているのだと、改めて思い知らされた次第である。
 
ということで、とくに地方では車があるのが前提のオペレーションが多くなってきている、という話でした。