小さな子連れ旅行にフェリーは使わないほうがいい3つの理由

先日このブログでも書いたが、小学2年生になった娘と2歳半の息子を連れて、ワンオペ1泊旅行に出てきた。
行きは車で6時間かけて移動(途中寄った場所もあったが)、帰りはフェリーを使って帰ってきた。
 
帰りは私が疲れているだろうからとフェリーを使ったのだが、余計に疲れた。帰りも車で帰ってくればよかったと後悔している。
 
では、なぜフェリーが失敗だったのか。他の公共交通機関と何と違うのか。
ここでは失敗の理由は3つ挙げてみたいと思う。
 
1つめは、船内が(無駄に)広いから。
広いということは一見良さそうに思えるが、小さな子どもにとっては好きに移動できる空間があるということになる。
この空間が親にとっては苦悩の種となる。
電車やバスのような座席であれば、否が応でもその座席内にとどめておくしかないが、広い空間があればそこを動き回りたくなるのが、幼児の常。引き留めようと思っても、全力で脱出してあちこち行こうとするので、途中で諦めることになる。
加えて、船なので揺れてケガのリスクもある。動き回る息子を監視しながら、大きめの揺れがあってもカバーできる範囲で待機しておかないといけないのは、思っていたよりもストレスになった。
 
2つめは、車で待機できないから。
何か困ったことがあっても、車に戻ればプライベート空間が確保され、どうにかなるだろうと思っていた。子どもたちにはDVDでも見せて、その間自分は仮眠が取れると思っていた。
しかし、フェリーに乗船すると、車では待機しないようアナウンスが流れる。船の揺れで、車が動いた場合に、大きな事故になる可能性があるからだ。
言われてみれば確かにそのとおりなのだが、乗る前はそこまで考えが及ばない。
何あれば車に戻る、という選択肢が封じ込められた私は、上述のとおり、終始息子の行動を観察しておかねばならなくなったわけである。
それであれば、少々の長時間であっても、運転のほうが疲れないだろうと思ったりした。
 
3つめは、フェリー内の雰囲気。
上の2つの理由がわかっているのか、今回の便では私たち以外に小さな子どもを連れたグループはいなかった。
移動に徹する人たちだけで構成されており、移動そのものを楽しむような人は皆無だった(ように見えた)。
そのような環境の中、息子だけが歩き回り、しかも絶えず声を出していた。幸い、船内は広く、混み合っていたわけではないので、近距離で息子で声が直撃することはなかったかと思うが、それでも同乗していた人には迷惑だったのではないかと思った。もしかすると、距離があったのでそこまで気にならない音量だったのかもしれないが、こちらとしては迷惑がかかっているんではないかと、気が気でなかった。
 
その他にも、今回はとくに問題は起きなったが、小さな子どもが船に乗る場合、船酔いのリスクもあったりする。
これらを総合的に考慮すると、少なくとも息子が小学校に上がるくらいまではフェリーの選択肢はないなと思った。
乗った瞬間、帰りも6時間かけて車で帰ってくればよかったと後悔したが、後の祭りである。
 
とはいえ、終わったことは仕方ない。今回の教訓を今後に活かしたいと思う次第である。
 
ということで、子連れの移動はプライベート空間を保てる自家用車が最強である、という話でした。

 

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