子どもとできる趣味をもつ

私の父親はまったくと言っていいほど子育てに参加することはなく、基本母親任せだった。
そんな両親を見てきたので、子どもができたときは私もそんな感じになるのかな、と無意識に思っていた。
しかし、いざ上の娘が生まれると、妻にはまったく余裕がなく、自分も育児に参加しないとまずいと感じ、即座に修正を図った。
夕方帰ったら散歩に連れ出す、夜泣いたら抱っこしてあやす、週末は子どもと一緒に出かけると、当初思ってたのとはだいぶかけ離れた感じで、育児に参加していると感じている。
 
ただ、それ自体は別に悪いこととは思っていなくて、だからこそ子どもと多くの時間を過ごすことができ、私の父親が見ることができなかったであろう景色を見ることができていると思っている。
 
そんな感じで、とくに週末は子どもと過ごす時間が長いのだが、その中で自分が工夫しているのは、子どもとできる趣味をもつ、ということ。
これには2つのパターンがあって、もともと私の好きなことに子どもを巻き込んでいくパターンと、子どもが好きそうな新たにはじめるパターン。
 
前者のパターンとして、まずやってみたのが、温泉。
私は30代中盤くらいから風呂好きになったのだが、これだったら自分の趣味と子育てを兼ねることができると、上の娘が小さいころ(2歳ぐらい)からよく行くようになった。
ドライブも兼ねて気軽に行けて、行く場所にもよるがけっこう長時間妻に一人の時間をつくることができておかった。
幸い娘も風呂は好きで、長風呂でも問題なくつきあってくれている。
 
他にやってみたのが、野球観戦。
私はもともと野球は大好きで、球場にもよく行っていたのだが、これに娘を連れて行っている。
何回行っても、娘は野球自体には興味を示さないのだが、球場に行くといろいろとアトラクションなどもあり、こちら目当てでつきあってくれている。
いつまで来てくれるかわからないが、今季も1,2回はいっしょに行きたいと思っている。
 
後者の子どもが好きそうな趣味を新たにはじめるというパターンとしては、キャンプが挙げられる。
これはもともと私の趣味だったわけではなかったし、どちらかというとアウトドアには苦手意識があったのだが、子どもと長くできる趣味になるのではないかと思いはじめたら、けっこうハマった。
設営や撤収は一人でやらないといけないので大変だが、子どもとゆっくり焚き火しながら飲むお酒は最高で、このためだけにまた行きたいと思う。
 
キャンプ同様、もともとやらなかったし苦手意識があったのに関わらず、最近挑戦したのがスノーボード
スキーは学生のころ数回やってみたが、まったく面白いと思わなかったので、それ以来まったく興味も関心もなかったのだが、先日なぜかふとやってみようと20年ぶりくらいに雪山に行ってみたら、思ってた以上に楽しく、ハマりそうな感じになっている。今シーズン、あと1,2回はやってみて、今後続きそうだったら、来シーズンはウエアくらいは買ってみたいと思っている。
 
当初、子どもといっしょだといろいろと制約があってできないことが多いと思っていたのだが、いろいろと考えてみると、自分も楽しみながらできることをけっこうあるなと実感している。
上の娘は今年小学生になるので、いつまでこういった趣味につきあってくれるかわからないが、つきあってくれるうちは楽しみたいと思っている。
一方で、下の息子はまだ1歳なので、これからあと10年くらいはこれらの趣味はやっていけると思う。これからは下の息子も興味をもってくれるように仕向けていきたいと思う。
 
ということで、子どもとできる趣味を考えることで、人生の楽しみが広がった、という話でした。