年初からのコロナの動きを予想する

コロナの新規感染者数は10月くらいからかなり低い水準を保って年末まで来ることができたが、2021年も残り1週間となり、さすがに都市部で増加傾向が顕著になりだした。
個人的な予想としては、11月くらいからまた徐々に増え始め、12月はざわざわしだして、1月にはまた緊急事態宣言かと思っていたので、当初のイメージからは1ヶ月から1ヶ月半くらい遅い感じである。
デルタ株を想定すると集団免疫獲得にはまだ到達していないこと、ワクチンとマスクを徹底しているシンガポールでも9月ごろ感染者数が急増していたことなどから、もっと早い段階で反動が来ると思っていたが、ここまでよく持ちこたえたと思っている。
 
その要因は、ワクチンの接種率に加えて、マスク着用の徹底にあるのは間違いないだろう。ただ、これだけだとシンガポールの事例が説明できないのだが、それでもここ3ヶ月は抑え込めている。
そのワクチンの抗体も効果が薄れてきているのか、徐々に増加傾向に転じてきている。
 
現状、東京でも地方でも、街の人出はかなり多い。
12月の上旬に東京に行ったが、東京駅の人出はコロナ前により多いと言っても過言ではないくらいだった。新規感染者数が増えてきた中で、このくらいの人の密集があちこちであると、さらに増えてくるのは間違いないだろう。
加えて、オミクロン株の市中感染が広がりだしたのを考えると、第六波は来るものと想定しておいたほうがいいだろう。
 
ということで、1月にはハッキリと感染者数が増えてくるのが確認され、2月あたりからまた爆発的に感染者数が増えてくると予想する。
そうなると、仮にオミクロン株の重症化率が低かったとしても、感染者数増を横目に見ながら、元気な人が社会・経済をまわすということにはならないので、緊急事態宣言が出るところまで想定内だろう。
2,3月はまた動けないタイミングになるだろうから、そのことを想定して計画を立てたほうがいい。出張や旅行に出るのであれば、1月までに済ませておく必要があるし、そこを逃すと、GWあたりまでは動けないと思っておいたほう良さそうである。
 
一方で、ブースター接種が年明けから始まる見込みで、また経口薬が日本でも承認された。これらが早めに広がっていけば、第六波は小さく抑えられるかもしれないし、その後また平穏な日々が続くかもしれない。
このあたりは、どう進んでいくのか、関心をもって見ていきたいと思う。
 
もちろん、今後のどうなっていくのかは正確にはわからないのだが、少しでも解像度高く動向を予想しておけば、心がまえや準備をしておくことができるので、コロナ関連のニュースは引き続き注視したいと思った次第である。
 
ということで、年末の感染者数の推移を観察しておけば向こう2~3ヶ月の動きが見えてきそうだ、という話でした。