新型コロナの1ヶ月後の状況を予想する

新型コロナの新規感染者数の増加が止まらない。全国各地でこれまでの最高を更新しているようで、しばらくはこの勢いが続きそうである。
一方で、子どもたちは夏休みに入り、これで学校での感染は止まる。
うちの娘の小学校でも、1学期最終日は学年閉鎖で休み。このまま学校が続いていたら、おそらく学校閉鎖まで行われただろうと思うが、いいタイミングで夏休みに入ったと思う。
 
さて、そんな中、政府の動きを見ていると、(今のところ)緊急事態宣言やまん延防止重点措置といった行動制限は出さない様子であり、また4回目のワクチン接種は、高齢者や基礎疾患、医療従事者に限られるようである。
この行動制限についてと、4回目のワクチン接種に関して、今後1ヶ月でどんな状況になるのかを考えてみたいと思う。
 
まず、行動制限について。
私は常々、医療キャパの逼迫が行動制限の基準になると考えているが、さすがに逼迫度はかなり進んでいると言って間違いないと思われる。
多くの人が行動制限を強いられるのに反対なのはわかるし、政府も出したくないのはわかるが、そろそろ世間の空気が変わってくるのではないかと思っている。よって、8月の上旬には何かしらの制限がかけられるようになると予想する。
また、行動制限が出なくても、自主的に自粛モードに入る人が多くなるので、自然と人出は減っていくと思われるし、お盆の帰省も自主規制が入る人が多くなるのではないだろうか。
よって、政府による行動制限にしろ、自粛にしろ、接触が減ることによる感染減の効果は期待できるのではないだろうか。
 
気になるのは、4回目のワクチン接種のほう。
ワクチンが広く行き渡らないと、仮に行動制限によって感染者数が減ったとしても、それが解除されればまた増えてくる。
今後は6ヶ月サイクルくらいでワクチン接種が続くと思っていたのだが、そうならないのであれば、ウイルスはじわじわと温存され感染者数は下げきらないと思われる。
ワクチンなしではこの第7波は乗り切れないと思うし、おそらくどこかのタイミングで4回目のワクチンは全世代に広がると予想しているが、どうなるだろうか。
 
行動制限と4回目のワクチン接種、どこかで方針は変わると思っているが、もしこのままの対応が進んだとすると、第7波はかなり長引くと思われる。
その場合、8月末までに感染者数が下げきらないと、今度はまた学校で流行するのは間違いない。夏休みという言わばボーナス期間を活かしきれるか、ここから1ヶ月が勝負になると思う。
 
ということで、残された時間は意外と短い、という話でした。