今日は私の誕生日である。40代のおじさんが誕生日もないのだが、まあ事実なので仕方がない。
思えば、誕生日がうれしかったのは、10歳くらいまでで、それ以降はなんとも思わない時期を経て、むしろめんどくさいと思うようになった。
子どものころも誕生日ということで何か買ってもらったのも小さいころまでで、途中からこちらも期待しなくなった。
学生時代はみんなの誕生日にかこつけて飲んでたのでそれなりに楽しかったが、社会人になったくらいからは非モテをこじらせていた私にとっては憂鬱な日でしかなかった。
そんな感じで、誕生日に対してはひねくれた感情をもっているので、各種サービスやつきあいなどで、誕生日に対するメッセージをもらってもピンとこない。
とくにインターネット上のサービスでは、会員登録時に誕生日を入力するので、誕生日には無機質なお祝いメッセージがくるが、なんとも思わない。
そんな中、誕生日メッセージで困るのがFacebook。
誕生日を登録されており、これが公開設定になっていると、友達になっている人には、今日が○○さんの誕生日です。と出てくる。
すると何人からからお祝いメッセージが来るのだが、無機質なお祝いメッセージは放っておけばいいのに対して、こういったメッセージには何らかのリアクションをしなくてはならない。
数年前、何を思ったかFacebookの基本情報のいくつかが入っておらず、登録しなおしたことがあった。その中にはたしか誕生日の項目もあって、それも入力してそのままにしていた。
すると、次の私の誕生日にそれが通知され、数件の誕生日コメントがついたのである。
コメント自体はありがたいことなのだが、それほど関係の深いとは言えない人からのコメントが多く、なんでわざわざコメントくれるのだろうと考え出すと違和感でしかなかった。
そして、次の瞬間、その違和感が不快感に変わる。コメント返しがめんどくさいのである。なんで誕生日にどうやってコメント返ししようか悩まないといけないのだ、と思ってしまうのである。
そのときは、いろいろと悩んだ結果、一括でコメント返しすることにした。
その一件がめんどくさくて、Facebookの誕生日は非公開の設定にした。
Facebook上の友達は、私が今日誕生日だということはわからないので、とくにコメントはつかないはずである。
もちろん私は他の人に誕生日メッセージは送らない。
多くの人たちはやはり誕生日メッセージをもらうとうれしいのだろうか、それとも私と同じくめんどくさいという気持ちが大きいのだろうか。
そんなことを考えた、誕生日の朝でした。
