決断してなくもいいように、準備ができる大人になりたい

先日このブログで、決断と判断の違いについて言及した。

そこでの私なりこの2つの定義は以下のとおり。

判断:情報収集や分析をすることで、自ずと選択肢が絞られて、それを選択すること

決断:いくら情報収集や分析をしても、選択肢が絞れず、最後はエイヤで選択すること

 

どちらが優れていて、どちらが劣っているというものではなく、意思決定のプロセスが違うものであると整理している。なので、重要な判断とどうでもいい判断があって、重要な決断とどうでもいい決断がある、という感じか。

 

で、私の性格もあるのだが、できるだけ判断ができるものはそうしたほうがいいと思っている。選択肢を並べて、Pros/Consを整理し、その上でどれを選ぶ。もちろんそこまでしても判断できない場合もあるが、だいたいの場合の自ずと1つの選択肢に絞られる。

 

ただ、これが時間がないときだと、そんな選択肢を並べたり、その選択肢を分析したりできない。ちょっと時間をかければきちんと整理できるのだが、その整理する時間がないわけである。

例えば、先日あったのが、ランニングした後に、サウナのある温浴施設に行くかどうかの意思決定をしなければならかったとことがあった。これ自体が冷静に考えれば(冷静に考えなくても)どうでもいい類の意思決定なのだが、悩むことになった。

その後、用事があって、その温浴施設に行くと、次の用事がギリギリになってしまう。それだったら、サウナに入る時間を短くするかとか、だったらサウナには行かずに自宅の風呂に入るとか、いくつか選択肢があったわけだが、悩めば悩むほど時間がなくなってしまう罠に陥ってしまう。

 

こういう場合の解決策は2つあって、1つはどれでもいいからエイヤで選んでしまうこと。ただ、無駄に悩んで、ベストな解を導き出したいと思う私の性格が災いして、なかなかこれができない。

ではもう1つの解決策になるのだが、それは事前に解像度高く計画を立てること。

 

このケースの場合、おしりの時間は決まっているわけだから、そこから逆算して行動すれば問題がない。次の予定に間に合うようにサウナに行くには、いつまでランニングを終えている必要があり、あとは走りたい距離から逆算して、いつ走り始めるかを決めればいい。それを何も考えずにふらっと走りに行って、好きなだけ走って、そこからどうしようと考えるからいけないわけである。

 

この、タスクを始める前にやるべきことを書き出して、きちんとスケジュールに入れ込むという作業、これができていないことが多い。50近くにもなって恥ずかしい話だが、今思いついたタスクを先にしてしまい、あとになって重要なタスクが済んでいないなんてこともよくある。

いや、弁解するなら、事前にきちんとタスクを並べて、優先順位をつけてから作業することもあるのだが、毎日できていないというのが正確なところか。朝余裕があるときはできるのだが、ちょっとバタバタするとできなくなる。

 

具体的な対策としては、1週間ごとにタスクを洗い出すという、「7つの習慣」や「GTD」などの古典でよく言われている方法がいいのだと思う。ここでのコツは、1週間の予定を解像度を上げて想像することだろうか。

例えば、今週の私の予定だと、取引先の会社との新年会があり、ほぼ間違いなくそこで挨拶をお願いされることになるので事前に準備しておく、とか。挨拶を依頼されてから考えるのでなく、先回りして準備をしておく。

 

年初というか昨年末に今年の目標をこのブログにも書いたが、それに加えて、今年は準備がしっかりできるそんな大人になりたいと思う。

 

ということで、いらぬ決断をしなくてもいいように、事前に判断できるよう準備をしていきたい、という話でした。

 

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