3.11に想う

今日は東日本大震災から10年ということで、テレビでもコロナから少し離れ、震災10年の番組が多いような気がする。
 
当時、私は会社のテレビで被災の様子を見ていた。
詳細は忘れてしまったが、もともと東京に出張の予定だったのだが、なんらかの理由でキャンセルした。
地震津波のニュースを見たとき、それを回避できてよかったというより、なんだかそこから逃げてしまったような感覚になったのを覚えている。
 
ちょっと時間が経つと、今度は東京電力原発メルトダウンするのではないか、というニュースで持ち切りになった。
パソコンに張り付いて、インターネットの情報にかじりついたのを覚えている。
ちょっと前まで東京にいたし、当時は弟も東京にいたので、どう行動すべきかという視点で情報収集をした。
ある程度情報を集めてみると、原発の事故が大きな影響を与えるものではないということがわかり、とりあえず安堵したことも覚えている。
 
その半年後の9月に、親戚の葬儀で仙台に行った際、駅付近はだいぶ復興も進んでんだなという印象だったが、幹線道路を越えてからその先はまっさらだったことも、おぼろげだが覚えている。
翌年の2012年の夏に、地元の団体で、小学生を連れて被災地を訪れたこともあった。当初、被災地の小学生にわれわれの地元に来てもらうという案もあったらしいが、被災地の方からはぜひ来てほしいと言われてうちの地元の小学生を連れていったのだが、その小学生にイジられたのも思い出した。あの小学生も、もう成人になっているのかと思うと、時が経つのは早い。
 
10年後の今、今度はコロナで世の中は大変なことになっている。
去年、コロナの感染が本格化しだしたとき、震災とコロナ、どっちが大変なんだろうと考えたのも覚えている。
そのときは、震災よりはぜんぜんコロナのほうがマシだと思ったが、そのときはこれだけ長期化するとは思わなかった。
まあ、どちらが大変かなんて比べても意味がないのだが。
 
と、こんな感じで、とくに大きな被害を受けたわけではないし、特別に復興の支援をしたわけでもないし、西日本にいる私としては直接何かあったというわけではないのだが、それでもあれから10年か、と思ったりしている。
この10年後の3月11日に、たまたまであるが、出張で東京に出ているので、それも何か考えるきっかけになっているのかもしれない。
 
10年に1度、このレベルの天災は起こるのかもしれない。
まだコロナも終息していない。
今後どうなるかは、もちろんわからないのだけど、こうやって折に触れて振り返るのは悪いことはではないなと思った、という話でした。