症状緩和の対策よりも予防を重視する

先日、今年はじめてゴルフのラウンドに行ってきた。
昨年は長男が生まれたこともあって、ゴルフは必要最低限しか行っておらず、今回もスコアは人に言えたものではなかった。
 
まあ、それはいいとして、大変だったのが「花粉」。
今シーズンもいろいろと対策をしているのだが、どうも昨年よりも症状はひどいようで、なんでこんなタイミングでゴルフをセッティングしたのか後悔した。
いっしょに回ったメンバーもみな花粉症持ちで、目を真っ赤にし、くしゃみ連発でのラウンドだった。
 
ただ、そんな中でも私はまだマシなほうだった。
おそらくその理由は、ラウンド前の点鼻薬と目薬にあったと思っている。
一般的に、点鼻薬や目薬は症状が出たときに、その症状を緩和させるために使用するイメージがあるが、これらは症状が出る前に使用したほうがいい。
前半・後半のラウンド前に使用した結果、まったく症状が出なかったわけではないが、他のメンバーと比べるとまだ症状は軽かったのである。
 
ちなみに私は毎日飲み薬も飲んでいるので、そちらの効果が大きかったと思われるかもしれないが、実はその前日に子どもと公園に行った際に、くしゃみを連発、目も真っ赤になった。
そのときも点鼻薬や目薬を使ったのだが、緩和の効果は限定的で、結局何度も使用する羽目になった。
余談だが、私の買った点鼻薬は1日2回使用が標準で、最大でも4回まで、1回使ったら次使うのには3時間空けるよう書かれていた。
そのときは、知らずに連続して使ってしまったのだが、いったん症状が出てしまうと焼け石に水なのである。
 
花粉症は、1日1日の単位においても症状が出てから対処するのではなく、その前に予防の対策をしておくべきだが、シーズン単位でも症状が出る前から薬を飲むなど対策しておいたほうがいい。
症状が出てからでは遅いのである。
症状が出てから後追いで対策をするのではなく、先回りして先手を打っておくべきなのだ。
 
なんてことを考えていたら、この話、新型コロナの対策において、感染者数が増えてから対策をするのではなく、感染者数が少ないうちから手を打って増やさないようにしたほうがいいのと、構造が似ているように思った。
 
人間は問題が表出しないと手を打たない怠惰な生き物なのだとつくづく思うが、一方で過去に学ぶこともできる。
花粉症も、コロナも、転ばぬ先の杖で対応したほうがいいと思うが、いかがだろうか。
 
とはいえ、くしゃみがでなければついつい点鼻薬を使うの忘れてしまう、という話でした。