目薬はケチるな!

今年も花粉症の季節がやってきた。
去年はいろいろと対策した結果、症状がほとんど出なかったので、同じ対策をすれば今年は薬を飲まなくてもいいかもと思っていたのだが、1月末くらいにムズムズしてきたので、躊躇なく飲み始めた。
 
2月になってからは本格化してきて、くしゃみや目のかゆみの症状が出てきて、去年症状が出なかったのはたまたまだったのだろうと思い始めてきた。
それでも、仕事が手につかないほど絶えず鼻をかかないといけないような症状ではないので、まだマシなのだけど。
 
さて、花粉が本格化してくると、欠かせないのがマスクと目薬。
去年は、コロナの影響でマスクが市中からなくなる前に、花粉症用のマスクを仕入れていたからよかったようなものだったが、もう1歩タイミングが遅かったら大変なことになっていた。
この時期にマスクがないというのは死活問題である。
今年は一定数以上のマスクは用意しているし、供給量も安定しているのでその心配がないのはありがたい。
 
で、今回の本題はもう1つの必需品、目薬について。
この目薬がいいという商品を紹介するわけではないのだが、1つに確実に言えるのは、高いものを選べ、ということ。
薬局に行ってみると、この時期ピンからキリまで多種多様な目薬が並んでいる。
安いものは500円くらいから、高いものは1500円程度までくらいで、価格差は約3倍。
できれば安いもので済ませたいと思うのが人情であるが、ここでケチって安いものを買ってはいけない
 
目薬は根本治療するようなものではなく、対処療法で症状を緩和してくれるだけであるが、この緩和の具合が安いものと高いものとでは大違いである。
上述のとおり、高いものと安いもので3倍の差があるが、それは1000円の差とも言える。
1シーズンで、1つの目薬を使い切るとして、2~3ヶ月のかゆみを1000円追加することで大きく緩和できるのであれば、ここは出し惜しみしてはいけないのである。
 
多くのひとは、こういう比較をするときに、どうしても比率で見てしまう。
3倍もあると、違いが大きいと感じてしまうが、差分を確認すべきである。
500円と1500円だと3倍も違うと感じるのに対して、10000円と11000円だとあまり差を感じないが、差分は同じ1000円なのである。
 
同じことは点鼻薬でも言える。良い点鼻薬は症状を抑える効果が違う。
花粉症の症状がひどい人で、少しでもその症状を抑えたいと思うのであれば、目薬と点鼻薬はとりあえず高いものを買うことをおすすめする。
 
ということで、率ではなく差で判断すべきだ、という話でした。