大阪の排他性

展示会の視察で大阪に行ってきた。
この2月末で緊急事態宣言も終了というニュースが出たからか、展示会は良くも悪くも人が多いように感じた。
展示会自体は主催者がかなり感染対策をしているし、私自身もしっかりと意識してきたので、個人的には問題ないと思っているが、人出が多くなってぶり返さなければいいがとちょっと心配になった。
 
今回はコロナのことではなく、大阪に行くと排他性を感じるということについて。
前から思っていたのだが、大阪という街は他から来た人にやさしくないと感じている。
それは、人がいじわるとかそういうことではなく、いろいろとわかりにくいという意味でである。
 
例えば駅名。
JRは大阪駅だが、地下鉄は梅田駅、阪神線や阪急線は大阪梅田駅である。
他の地域から来た人からすると同じ乗り換え駅とはわからない。
他にも、JRは難波駅、地下鉄と南海線なんば駅近鉄阪神線は大阪難波駅である。
また、これは大阪ではないが、神戸と三宮もわかりにくい。
 
路線についても、わかりにくい。
東海道山陽本線も、神戸線京都線という名称を使っていて、知らないと別の路線があるのだと思ってしまう。
私も最初、新大阪から大阪に向かうのに、東海道山陽本線で行けるのは知っていたのだが、京都線としか書いていないので一瞬わからなかった(ちなみに今調べたら、東海道本線山陽本線の境目は神戸駅らしく、よって新大阪-大阪間は東海道本線)。
また、この神戸線京都線がつながっていることがわからないと、途中で乗り換えが必要なのかと勘違いしてしまう可能性もある。
 
ついでにいうと、エスカレーターの乗り方も他の地域を異なっており、戸惑う。
他の地域では、左側に止まって乗り、右側を歩くのに対し、大阪というか関西では右側に止まり、左側を歩く。
エスカレーターは歩いてはいけないという議論はとりあえず置いて、ここは多数派にあわせればいいのにといつも思う。
とくに、海外から来た人は戸惑うのではないかと思う。
 
とこんな感じで、大阪というか関西は排他的な印象がある。
私が東京での生活が長かったということもあるが、それを考慮しても、他からの来た人にやさしくない。
 
ただ、ここまで書いていて思ったのは、排他的というより、良くも悪くも各自が独立独歩というだけかもしれない。
例えば駅名についても、ただ単に鉄道各社の協力姿勢がないというだけで、結果的に他の地域の人から見ると排他的に見えているだけかもと思えてきた。
 
しかしながら、オリンピックはどうなるかわからないが、万博も予定されており、コロナが終息すればさらに多くの外国人が来ることが予想される。
エスカレーターもそうだが、駅名あたりも乗り換えできる駅については統一したほうがわかりやくていいと思うがどうだろうか。
 
大阪の人にこんなこと言っても、そんなことする必要ない、と言われそうだが、大阪に行くといつも感じることなので、ここに記しておこうと思う。
 
ということで、大阪って独自文化圏だな、といつも思ってますという話でした。