先日、高知に出張で行ってきたが、行きは車、帰りは電車での移動だった。
土讃線、土佐と讃岐を結ぶ線だから「とさんせん」と読むのかと思いきや、何度打ち込んでも変換できないので確認してみたら、「どさんせん」らしい。
で、この土讃線の何が良かったかというと、川沿いの風景である。
そんな風景を見ながら、山を走る電車は川沿いのことが多いなと思ったのだが、よくよく考えたら当たり前で、川沿いは開けているので、山を上ったりする必要がなく、トンネルも最小限にでき、線路を敷設しやすいはずである。
さて、この土讃線、とくに前半はただただ森と川が続く風景だが、これが想像以上に癒やされることに気づいた。ただぼーっと眺めているだけ、ゆっくりな時間が流れて、なんとも言えない幸せな感覚を味わうことができた。
期せずして、感覚の世界の浸ることができたわけである。
後免駅から岡山駅まで約2時間の乗車時間だったので、だいぶ暇するだろうなと思っていたが、風景見たり、その風景を撮ったり、Google Mapで今どこにいるのか確認したりしていたら、あっという間に時間が過ぎてしまった。
こんな感じで、風景に癒やされる時間を過ごすことできたわけだが、子どもだとこうはいかないだろうと思う。もし、娘や息子を連れていたら、ゆっくり風景を眺めるという感じではないだろうし、私が子どものころでも途中で飽きていたのは間違いない。
そう考えると、ぼーっと風景を眺める時間を楽しめるのが大人ということなのかもしれない、なんてことを思ったりした。
おそらく、日本国内には、こんな川沿いの風景を眺めることができる路線が他にもたくさんありそうなので、今後そんな路線を回る旅をしてみたいと思う。
ということで、土讃線の森と川の風景に癒やされた、という話でした。