時間の有限性に気づくことが行動を促す

2月25日に発信された、ちきりん氏のVoicy「夢こそ行動の原動力!」を聞いて、感じたことがあったのでまとめておきたい。 

voicy.jp

この回の内容は、ちきりん氏が「夢を描くことの大切さ」というテーマで話をしている。
ちきりん氏は、子供のころ、まわりが保守的な人ばかりで、そんな先の見えた人生は送りたくないと強く思っており、13歳くらいから大人になったときにやりたいことを日記に書き記し、大学に進学して以降それらを1つずつ実現していったとのこと。
このコロナ禍は今の若い人たちにとってかわいそうなことではあるが、ちきりん氏の子供のころと似て、抑圧されてできないことに気づくことができる期間でもあり、今のうちに夢ややりたいことを書き記しておいて、ぜひ実現させてほしいと説いていた。
 
この話を聞いて、私はもう若者ではないが、コロナが明けたらやりたいことを書き出してみた。
しかし、実際にやってみたら、大学時代、前職時代、大学院時代の友人・同僚・先輩と会う、ということは挙がったが、それ以外については意外となかった。
正確にいうと、ないのではなく、この状況下でもすでにやりたいことができていた。
 
そこで、なぜやりたいことができているのかを考えてみたら、結婚して子どもが生まれて、自分の時間が取れなくなったときに、やりたいことを明確にするようになったからだということに気づいた。
 
独身のころは、自分の時間は無限と思えるほどあった。
好きなときに、好きなことができる。
だが、ちきりん氏も言うように、いつでもできると思うと人間はやらないものである。
そのころは、特段自分のやりたいことに目を向けることもなく、今思えばムダな時間を過ごしていた。
 
それが子どもができてから、自分一人の時間がほとんどなくなり、やりたいことを明確にして時間を有効活用せねばと思うようになった。
自分のやりたいことは何か。その中でも自分一人のときでないとできないことは何か、娘と二人でもできることは何かを考えるようになった。
例えば、このブログを書くということも前からやりたいことであったが、あるときから明確に意識するようになり、自分一人の時間を優先的に割り当てるようになった。
 
要するに、時間の有限性に気づくということが行動を促す、ということなのだろう。
コロナ下という状況は、時間は有限であることを強く意識させるし、私の場合は子どもが生まれたということが時間の有限性に気づくきっかけとなった。
 
時間というのものは、何もないと無限にあると錯覚してしまう。
それこそ、普通の人であれば、何もないと時間の有限性に気づくことはできない。
そして、夏休みの宿題は夏休みの終わりの数日にならないと取りかかれないのと同じで、普通の人は時間は有限であると認識しないと行動に移せないのである。
 
そんなことを、Voicyを聞きながら再確認した次第である。
 
ということで、やりたいことは先送りにせずすぐにやろうと、決意を新たにしたという話でした。