スクリーンに映して、立って行うプレゼンが好き

私は経営者ということもあって、プレゼンをする機会がたびたびある。
毎年1月には全社会議でその年の方針について話をするし、来客があったときは工場見学の前に会社概要を説明することもよくある。
また、ごくたまにではあるが、社外でうちの会社の事例を発表させてもらう機会などもある。
 
思い返してみると、大学のころからプレゼンすることは多かった。授業やゼミの発表で、プレゼンをするのが当たり前だったし、みんな普通にパワーポイントを使いこなしていた。
就職活動するときも、いわゆる普通の面接は苦手だったが、プレゼンをする形式の選考は得意だった。
前職時代も入社直後から会議で多くの人の前で話をさせてもらう機会があったし、大学院でもグループワークや論文の発表などで、プレゼンの機会は多かった。
こんな感じで若いころからプレゼンすることも多かったからか、人前で話すのは苦手ではないし、むしろ好きなほうだと思っている。
 
ところで、今日は午前・午後と、取引先で自社の計画や事業の内容について話を機会があった。
そこで、私は取引先の方々に向けて説明をしたのだが、どちらもスクリーンの前に立って説明するような形式ではなく、紙資料を見てもらいながら座ったまま説明するといったスタイルであった。
 
この、座ったままで紙資料を見ながら説明するというスタイル、イマイチ気持ちが入らないのである。
これが、同じ内容であっても、スクリーンに内容を映して、立った状態で説明するというスタイルだとテンションが上がるのである。
 
思い返してみると、社内の会議でも、スクリーンに映して説明する場合、私はわざわざ立って説明することが多い。
座ったままでもかまわないのだが、立ったほうがやりやすいし、気持ちが入るのである。
 
 
プレゼンのスタイルとしては4パターンある。
紙資料を配るか、スクリーンに映すか。
座ったまま説明するか、立った状態で説明するか。
2×2で4パターン
 
1.紙資料を使って、座って説明する
2.紙資料を使って、立って説明する
3.スクリーンに映して、座って説明する
4.スクリーンに映して、立って説明する
 
理論上は4パターンあるのだが、2の紙資料✕立ちの説明は実際はあまりない。
なので、残りの3パターンで比較したいのだが、私の場合、4,3,1の順番でやりやすい。
ではなぜ、スクリーンに映して、立って説明するスタイルがやりやすいと感じるのか。
ちょっと考えてみたい。
 
まず、紙資料かスクリーンかの違いは、視線の違いとペースのコントロールではないかと思っている。
紙資料がある場合、聞き手は各自が手元の資料に視線を向けるが、これがスクリーンに映すスタイルであれば、視線はスクリーンに集中する。
また、紙資料があると先の内容をパラパラと見ることがあるが、スクリーンに映すスタイルであれば資料を見るスピードやペースをコントロールできる。
話し手からすると、聞き手と一体感をもちながら話すことができるのである。これが大きな違いなのだと思う。
 
では、座って説明するか、立って説明するかの違いは何か。
これは明確な理由はわからないのだが、やはり立ったときのほうが声が出やすいということなのではないかと思う。
カラオケで歌を歌うときも、座ってよりも立ってのほうが声はでやすい。それと同じなのかなと思っている。
 
ちなみにだが、私はプレゼンする際には、マイクがあったほうがやりやすい。
声を張らなくてもいいということもあるが、あわせてマイクをもっていると誰が話し手なのかが明確になるという効果があると感じている。
ちょっと広めの会場であれば、必ずしも必要がなくてもマイクを使って話すようにしている。
 
以上の説明は、立って話すほうがやりやすい理由としては正直ちょっと弱い。
ただ、立って話すほうがやりやすいのは間違いない。
なぜ立ってプレゼンするほうがいいのか、今後もちょっと考えてみたいと思う。
何か新しい発見があったら、ここでまとめてみたい。
 
とここまで書いてきて、単に目立ちたがりなだけかもしれない、と思ったという話でした。