紙の日記を1年間続けてみた感想

私は、2020年の4月から日記を(パソコンで)書き始め、今年の年初からは紙の日記を書くことにしたのだが、今回は1年近く紙の日記を続けてみての感想をまとめておきたいと思う。
 
結論から言うと、紙をやめて、パソコンに戻そうと思っている。その理由は3つ。
 
1つめは、ノートを取り出して、開くという作業が思っていた以上に億劫だったこと。
パソコンであれば、開かない日は(ほぼ)ないので、何かついでにちょっとメモする感じで日記を書くことができるのだが、紙の日記の場合はそのためにノートを取り出さないといけない。私にとってはこれが想像以上に非常にめんどくさかった。
さらに書いていない日が続くと、複数日分をまとめて書かなければならず、さらにノートを開くのが億劫になるという悪循環。1週間分をまとめて書くことも多かったが、そうなると、日記を書くだけで1時間以上が必要となり、負担になっていた。
裏を返せば、毎日書いていればそんなに億劫にはならないのだが、私の場合は1年経っても習慣化させることができなかった。
 
2つめは、紙の制約の問題。
紙で書くと、紙幅の問題で書く量が制限される。私は1日1ページの日記帳を使っていたのだが、書く量が少ない日もあれば多い日もあって、このバランスが悪かった。
それであれば日付がついた日記帳ではなく、普通のノートを使えばいいのだが、その場合も書いた後に追加で差し込みたい場合に、パソコンのメモ帳のように書き足せないのがストレスになったりした。
その点、パソコンであれば、時系列に書く必要もなく、後から差し込むことができて便利。あまり考えずに書き始めることができるという利点は思ったより大きいのではないかと感じた。
 
3つめは、思考と書くスピードの差。
私の場合、書くという行為と、タイピングだと、後者のほうが速くできるのだが、紙に書いていると、思考に手の動きが追いつかず、これまたストレスに感じたりした。書くスピードが遅いと字も汚くなり、さらにストレスが増すという悪循環もあった。
タイピングでも、頭で考えるほうが速いことには違いがないが、その差が紙に書くより小さい。とりあえず書き殴るということを考えると、パソコンのメモ帳に書くほうがいいのではないかと思っている。
 
大きくはこの3つが理由なのだが、加えて、細かいストレスとしては、老眼が進行したことも挙げられる。
ノートを書くのに、老眼のせいでピントをあわせるのに数秒かかり、これがちょっとしたことではあるが、ストレスになったりしていた。
その点、(今のところ)パソコンの場合は、距離が適度に離れており、老眼の弊害もなく、ストレスなく入力ができるのがいい。
 
こんな感じで、1年間紙の日記にトライしてみたが、パソコンのメモ帳に書くスタイルに戻そうと思っている。
日記を書く行為自体は意味があると思っているので、ストレスない方法で続けていきたいと思う。
 
ということで、紙の日記に挫折した、という話でした。