ブログを書くようになって、とりあえず仕上げるということができるようになった

このブログを書き始めてからこの2月で3年になる。
3年といっても、最初の2年間は月に1回か2回しか更新していなかったので、実質は去年からはじめたようなものだが。
なぜ最初の2年間はなかなか更新できなかったのか。今回はその要因を考えてみたい。
 
思いつく要因は3つ。
 
まずはネタが思いつかなかった。
思いつかないというよりは、ネタが思いついたときだけ書こうとしていた。
これはこれで無理なくできていいのだが、思いついたときだけ書けばいいと思うと、ネタを探そうという意識にならず、結果なかなか思いつかない。
書かないといけないと思うからこそネタは思いつくし、書けば次のネタが思いつくという好循環にも入る。
文章(ブログ)を書くということと、ネタが思いつくということは、鶏と卵のような関係にあるのかもしれない。
 
次に、ネタが思いついても、なかなか書き出せなかった。
書き出しをどうするかとか、何か調べる必要がある場合とか、抽象的な概念を説明する具体例を考えるとか、いろいろとめんどくさくて、ネタは思いついても書き出せないということが多かった。
いざ書こうと思うと、準備しなければいけないことが多いのである。
それがめんどくさくて、書き出さなかったというか、書き出せなかったというか、そんな感じだった。
 
3つ目の要因は、最後まで書き切れないことが多かった。
ネタを思いつき、どうにか準備して書き始めたのだが、途中で論理構成がイマイチで納得できずに、途中で挫折しまうということが多かった。
これも準備が不足しているから起こることで、見切り発車して書き始めるとこういうことが往々にして起こる。
一度書くのをやめて、再度別の日に同じ内容で書き直すということもあったし、そのまま放置されたものもある。
 
2019年から20年の年末年始から、長期休暇を利用して1週間程度の毎日更新をはじめてから、このあたりが少しずつ改善してきた。
まず、ネタは毎日書くと決めたら何か探さないといけないので、ネタ探しを意識することができた。
また上述のとおり、書き始めるとそこから次はこれは書こうとネタが思いつく好循環にも入ることが多々あった。
 
あと、書くと決めたら書くしかないので、書く前にどういう構成にするか考えてから書き始めるようにした。その分、時間がかかったのだが、おかげで書き切れないということが少なくなった。
書くと決めて、そして時間を使えば、書き切ることはできるのである。
 
また、いつからか、とりあえず書き切ってしまって、後は自分で編集するというスタンスで書くようになった。
それまでは、きちんとしたものを仕上げないといけないと考えて、途中でやめてしまうことが多かったが、とりあえず書き切ってしまえば、あとから編集作業でどうにかなるものである。
 
これは他の仕事にもいいほうに作用している。
もともと中途半端な完璧主義(語義矛盾!?)で、最初からきっちり仕上げないといけないという意識が強かったのだが、最近は少々ラフでも最後までつくりきってしまい、その後編集すればいいというように考え方が変わった。
このことで、作業効率が多少なりともアップしたように実感している。
 
よく、100%のものを時間かけてつくるよりも、80%のものを短い時間でつくってしまって、そこから残りの時間で100%に近づけていったほうがいいと言われるが、40代になってようやくこの仕事の基本ができるようになったということか。
 
ということで、 ブログを書くようになって、とりあえず仕上げるということができるようになった 、という話でした。