スポーツクラブにおける新型コロナ対策

先日、久しぶりに近くにあるスポーツクラブに行った。
コロナ以後はじめてだったが、ルームランナーやエアロバイクは機械ごとにビニールシートが張られていて、対策は徹底しているようだったが、一方でここまでやってどのくらいの意味があるんだろう、とも思った。
そこにいる人もみんなマスクをしていて、ちょっと異様な感じはした。
 
そんな中で私はエアロバイクを漕いでいたのだが、するとスタッフから鼻まできちんとマスクをしろと注意された。
鼻にマスクがかかっていないことで、どれだけ感染リスクが上がるのか問い詰めてやろうかと思ったが、大人げないのでやめておいた。
しかしながら、運動しながらのマスクは、感染とは違ったリスクがある。
ルームランナーで走っているたちも、みな一様にマスクをつけているが、これはちょっと危ないと思う。
酸素を取り入れないといけないで運動でマスクをすることのリスクをどこまで考慮しているのだろうか。
コロナにならないためなら、酸欠になってもいいのかと思う。
よくあることだが、ある1つのリスクを下げるために、他のリスクがないがしろにされているのである。
 
とまあ、文句を言ってみてもしょうがないので、ここではスポーツクラブにおける意味のある新型コロナ感染対策を考えてみたい。
 
まずは何よりも、風邪の症状がある人を入れないこと。具体的には入口での検温が必要であろう。
いつも言っていることだが、症状がある人がいなければ、例えウイルスをもっていても撒き散らすことはない。これだけで感染リスクは大きく下げることができるはずだ。
症状がある人は入れないということは、感染対策の前提だと思う。
 
もう1つの対策は、濃厚接触しないように周知徹底すること。要は話をするなということである。
上述のとおり、症状がある人がいなければ、よほど近くで長時間話し込まないかぎり感染する可能性は低い。
ただ、スポーツクラブ内で感染が起きなくても、他で感染した(無症状の)人がいて、後に発症して感染が判明した場合に、対応が大変になる。
なので、そういう人がいたとしてもいいように、濃厚接触者を出さないようにするということが大事になる。
会話は極力しないということが、感染対策になるし、濃厚接触者を減らすということにもつがなる。
 
基本はこの2つを徹底できれば、その他の対策は誤差の範囲だと思う。
機器ごとにビニールを張ってもいいが、対策していますアピール以上の効果はないと思う。
マスクも基本しておくべきかと思うが、運動の強度によって臨機応変に判断するべきだ。
接触感染については、症状がある人がいないという前提であれば、それほど気にする必要はないと思う。こまめな手洗いとアルコール消毒くらいでいいかと思う。
 
と、ここまでいろいろと書いたが、上述の2つの対策は、スポーツクラブに限らず、多くの施設やイベントでも同じである。
症状のある人を入れないということと、近くで極力会話しないということになる。
 
ということで、基本はどこでも同じ、という話でした。