全社会議をするにあたってのコロナ対策の考え方

うちの会社では、私が社長になって以来、毎年新年に全社会議をやっている。
12月決算で、1月が年度のスタートにあたるので、その年の方針とか計画とかを私が話をするという内容である。
 
このコロナ下で、今年はどうしようかということになったが、結局開催するということした。
感染対策をきちんと行えば、この会議をやることで感染が起こる可能性は極めて低いと判断したからだ。
例年は実施している会議後の懇親会はやらないが。
 
今回は、こういった人数の多い会議を行う際、どういう考え方で感染対策を行えばいいか、まとめておきたいと思う。
 
まずは、この会議の中で感染が起こらないようにすることと、この会議の参加者が他の場所で感染してしまった場合の対応の大きく2つに分けて考えたいと思う。
 
1つめ。この会議で感染が起こらないようにするための対策について。
ここはいつもまとめているとおりなのだが、まずはなんと言っても、症状のある人を入れないということである。
新型コロナウイルスは、季節性のインフルエンザと違って、症状はないけど感染している人がいる、というのがこわさにつながっている。
しかしながら、症状がなければ、ウイルスを大きく撒き散らすということはない。
症状のある人はいないという前提にたてば、症状がない感染者がいたとしても、短距離・長時間・マスクなしで会話(=濃厚接触)しないと感染する可能性は極めて低い。
今回の会議は、基本私が一方的に話すだけなので、私からの飛沫を避けることができれば、会議の最中に感染することはほぼないだろう。参加者同士が議論するような内容は入れないほうが無難であろう。
あとは、会議の前後や休憩中にマスクなしでの会話をしないように徹底すればいい。
よって、具体的な方策としては、入口で検温を実施することと、長時間会話をしないように周知するという2つになる。
 
2つめの、会議の参加者が他の場所で感染してしまった場合の対応について。
上述のとおり、こういった類の会議では感染のリスクは低いと考えられるが、会議の参加者が他の場所で感染しまうこともある。
そのときにどう対応するかは事前にシミュレーションしておいたほうがいい。
なぜなら、その感染が判明した場合、発症してから2~3日前までに濃厚接触があった人は隔離対象になるからである。
といっても、ここでも対応は1つめと同じで、濃厚接触者にならないように行動するということになる。具体的には、短距離・長時間・マスクなしで会話しないことを徹底するという対策である。
これを周知して、実際に濃厚接触がなければ、仮に参加者が他で感染したとしても、その影響が広がることはない。
念のために追加でやるとすれば、参加者に会議当日、誰を会話をしたかを記録させてもいいかもしれない。もし感染者が出たときに、追跡ができ、より広くPCR検査を受けてもらうなど対応のオプションが広がるからである。
 
以上がおおまかな対応になる。
感染の原理原則を抑えておけば、一方的に話すタイプの会合はそれほどリスクは高くないと思う。
こういった行事は、あれもこれも中止にするということではなく、都度考えて開催の可否を考えていきたい。
 
ということで、来年は全社会議後に懇親会をやりたいな、と思ったという話でした。