東京に1週間出張に行って、戻ってから隔離生活をしてみた

12月の頭に、展示会出展ということで、約1週間東京に出張していた。
東京滞在中は、会食も1件あったが個室で少人数、その他感染対策はしっかりして、何より期間中風邪をひかないよう睡眠をしっかりとるなど注意してきた。
それでも、地方にある会社ということもあり(万が一でも感染したときには風評被害がひどいので)念には念を入れて、展示会に参加したスタッフは翌週1週間は在宅勤務ということにした。
あわせて家族がいる社員は、ホテル生活可ということにしたので、私もこの1週間ホテルでの隔離生活をしてみた。
 
まずはこの期間(出張期間、隔離期間とも)、風邪もひかずに終えることができ一安心。
例えコロナではなくても、風邪をひいて、ましてや熱が出たということになれば一騒ぎになる。
中途半端に熱が出たりすると、病院に行くのかどうか悩み、行ったら行ったで検査はするだろうし、結果陰性であってもこの期間中に会った人のどこまで連絡するのか考えねばならず、大変だったと思う。
 
そんなこんなで、問題なく1週間が過ぎたのだが、1週間隔離生活をしてみての感想は、これはこれでなかなか快適であった、ということになる。
 
もともと、隔離生活をする予定だったので、スケジュールはあまり入れていなかったということもあるが、ホテルにはWi-Fiもあるので、基本的な作業はもちろん、ウェブミーティング含め問題なかった。情報交換や報告中心の会議であれば、Zoomで十分。社内外問わずコミュニケーションは問題なかった。
さらには、あまり予定を入れていなかったこともあり、考えを整理するのに時間を使うことができ、この点においても有意義だった。
今月のブログ1週間毎日更新もこのタイミングで行うことができた。
 
結婚して以来、一人の時間をつくるのが難しいと感じていたが、期せずしてそういう時間をつくることができたのはありがたかった。この点については、留守中に子どもの面倒をみてもらった、妻や両親に感謝したい。
 
一方で、ここまでの隔離生活が本当に必要かと言われると、正直必要ないと感じた。
今回は展示会に出展するということで、不特定多数の方と話をすることが多いことから、あえてこういった施策をおこなったが、展示会会場で感染が起こる可能性は極めて低いので、ここまでしなくてもよかったかなと思う。マスクもしているし、それほど長時間の会話になることもないからだ。
むしろ危険が高いのは、特定多数の会合で、これに食事やアルコールが入ると、感染リスクはぐっと高くなる。顔見知りどうしだと、どうしても会話が弾んでしまうからだ。
会食等も、参加者に風邪などの症状がないことを前提に考えれば、少人数(5人以下くらい)、短時間(2時間以下くらい)であれば問題ないと思う。
特定多数の会合やいわゆる2次会で行くような接待を伴う店を避けておけば、出張も大きなリスクはないように思う。
要は感染リスクの高い行動をしない、ということにつきるのだと思う。
 
ただ、(出張に行っていない)工場や事務所にいる社員からみると、ちょっと気持ち悪いというのもわかる。
そう考えると、今回の隔離生活(在宅勤務)は、感染を防ぐというよりも、出張に行っていない社員や家族のコロナに対する不安を取り除くためという側面が強かったとも言える。
こういった不安は、いくら感染の原理原則を説明しても、なかなか取り除くのは難しい。
 
ということで、1週間隔離生活はなかなか悪くなかったので、機会があればまたやってみたいな、と思ったりするという話でした。