新型コロナウイルス疎開で実感した、グリーン・ゾーンとレッド・ゾーンの考え方

この春休み、うちの娘(4歳、この春から年中に)は幼稚園が休みなので、昼間は両親の家にお世話になっている。
その両親の家には、私の妹のこどもたち(うちの娘からみるといとこ)たちも来ており、いっしょに遊んでもらっている。
そんな中、今週私は東京へ出張に出た。

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その中で感じたことは先日の記事のとおりであるのだが、結果として家族や親戚から新型コロナウイルスの感染者であるような扱いを受けることになった。

当然のことながら、出張中は危険な場所に行くことは避け、手洗いやアルコール消毒はこまめに行い、万全を期してその期間を過ごした。感染している確率は限りなく低いと思う。しかしながら、まわりから見るとそんなことは関係なく、東京に行く=感染する、なのである。
ここでは、そのことを批判したいのでない。逆にそういうものなのだということを実感したという話をしたい。
 
そう実感したのは、これらの記事を読んでいたからである。

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これらの記事では、新型コロナウイルスにおいてはいわゆるピークカット・集団免疫戦略は現実的ではなく、封じ込めしか選択の余地がないと論じられている。さらには、その先には感染者のいないグリーン・ゾーンの国と、感染者がいるもしくはいると思われているレッド・ゾーンの国に分かれ、レッド・ゾーンの国は国外との交流が絶たれると主張されている。
※私はこの記事を読んで、集団免疫戦略というのが現実的ではないということを理解することができた。
 
さて、このレッド・ゾーン、グリーン・ゾーンの議論だが、ここで重要なのは、両者を分けるのが、感染者がいるかいないかではなく、感染者がいると思われているかいないか、という点である。
結果として感染者がいなくても、あの国は感染者がいるかもしれないと思われていれば、レッド・ゾーンとして扱われてしまう、というのである。
 
ここで私を取り巻く現状に話を戻したい。
現在、私は家族から、レッドな人(感染している可能性がある人)と思われている。また、私の家もレッド・ゾーンとなる。
そうなると、これまでは、娘は自宅(=私の家)で寝泊まりして、昼間だけ両親の家に預けていたわけだが、この出張後私はレッドな人になってしまったため、夜だけでも娘が帰ってくると、娘もレッドな人になってしまうのである。
 
となると、両親もそこそこ高齢なので、仮に娘に感染して(娘は無症状or軽症かもしれないが)、そこから両親に感染したら、重症化するリスクがある、となってしまう。
となると、昼間両親の家に預けるのであれば、娘はうちには帰ることができず、出張後10日間程度は私から隔離して、プチ疎開させて両親の家にいるしかないとなってしまう。
それでは娘もストレスがたまってしまうし、両親にも迷惑をかけてしまうので、幼稚園の預かり保育を利用しようかと思ったが、これも同様で、自宅で寝泊まりすると娘がレッド扱いしているから、これもできないということになる。
 
家族・親戚であれ、幼稚園であれ、娘がグリーンの状態でないと、預けないといけないのである。
 
ということで、結果としては、娘は10日程度実家で面倒をみてもらい、来週の週末は私と過ごすこととした。その週明けには、私も晴れてグリーン認定されて、その後は定常的な生活に戻すことができるというわけである。
 
地方のまだ緊迫していない状況において、この考え方をどこまで厳格に適用するか、誰まで適用するか、は議論の余地が大いにあるし、今回の対応はちょっとおおげさかもしれないが、今後こういう世界になっていくのだろうな、とうっすら感じることができた。
 
ということで、グリーンとレッドが分断される世界というのをちょっとだけ垣間見ることができた、という話でした。
 
(以下、余談)
昨日娘の着替えをもって両親の家に行ったの。すると娘がすぐに私のところに来て、いっしょに帰ると言い出した。
この時点ですでに1週間近く自宅から離れていたので、ストレスもたまっているのであろうが、ここでいっしょに帰ってしまうと、両親に預けるのもはばかれるし、私の妹の子どもたちと遊ぶことができなくなるので、断腸の思いで娘をおいて帰ったのである。少し安易な気持ちで出張に出てしまったことで、両親や娘に負担をかけていることに、後悔の念がある。