地震と津波と震災報道

1月1日に起こった、石川県能登半島沖での地震津波
一夜経ってから被害状況もだいぶわかってきたようで、被害者も多くいるのでこういう言い方は問題あるかもしれないが、当初予想していたよりは被害は限られているようなので、その点においてはよかったのかなと感じた。
報道を聞く限りでは、津波の被害はそこまでなく、被害が大きかったのは直接地震によるものが多かったようで、東日本大震災のような広範囲での津波の被害がでなかったことが、全体の被害も抑える要因になったのではないかと思う。
 
今回は正月の震災ということもあり、テレビを見る時間もいつもよりは多かったのだが、テレビにおける報道はバランスが取れていたのではないかというのが正直な感想だった。
まず、地震が起きて、津波が来ることが想定される時間帯は、避難を訴えかける放送が夜まで続いたが、テレビから冷静かつ力強い言葉でのメッセージが出続けたことで、今回の津波の被害が限定的だったことにつながったように感じた。このあたりは、テレビの存在の大きさを再確認することができた。
 
1月1日当日は夜まで、地上波ではどのチャンネルも夜までニュース報道が続いたが、テレビ東京系列だけ通常放送をしていたのも、バランスが良かったのかなと感じたりした。
 
翌日、1月2日からは、被害の状況がそこまで大きくなかったということもあったのだろうが、通常放送も増えてきて、このあたりのバランスも良かったと思う。
これは箱根駅伝を予定通り開催できたことが大きかったのかもしれない。たしかに大変な災害ではあったが、必要以上に自粛する弊害もあるので、この決断もよかったと思う。
普通に経済活動できる地域では経済を回すことが、被災地の復興への早道になるかと思うので、自粛に傾きすぎることのない雰囲気にもっていくことが大事かと思う。
 
2日は個人的には同窓会もあって、夜の放送を見ることができていないのだが、明けて3日はNHKでも新春のお笑い番組をあって、ほぼ通常放送に戻っている感じか。被害の状況がそこまででなかったことの証左でもあるのだろう。
今後さらなる被害状況も判明してくるかと思うが、自分は自分でできることをやっていこうと思う。
 
ということで、今回の地震津波の災害の報道は全体的にバランスが取れたものであったように感じた、という話でした。