東日本大震災から12年。
たしか、震災の日の夜は自宅のパソコンやテレビで、原発事故がどうなるのか、いろいろな解説記事や動画を見たように記憶している。
当時は弟がまだ東京に住んでいたこともあって、当初はとりあえず戻ってきたほうがいいのではないかと言ったが、2,3日勉強した結果、短期的に大きな事故になる可能性は低くなったことがわかり、戻るようにいった助言も撤回したのを覚えている。
地元の人たちは大変だっただろうが、マスコミや世間はリスクを過剰に見積もるため、不必要な立ち退きなどもあるように私には見受けられた。
そんな感じで、個人的にはあらかたの状況把握ができたので、精神的には穏やかに過ごすことができた。
もちろんこれは、自分が被災地から遠くに住んでいたおかげで、時間的にも気持ち的にも情報収集や状況把握できる余裕があったからだが、きちんと情報を整理して理解しておくことは、次の意思決定にも大いに役立つことを、この機会に学んだ。
同様に、有事の際に状況把握できたのが、今回のコロナ。
当初、大したことはないだろうとたかを括っていたのだが、徐々にこれは大変なことが起きているということがわかり、そこから集中的にウイルスや感染症について勉強した。
それによって、会社における経営判断も、プライベートの行動でも、適切に対策を実施することができ、過剰に不安になることなく過ごすことができたと思っている。
このように、何か大きな出来事があったときは、概略ベースでいいから状況を正しく理解することが大事だと思っている。
今後も、予想もしなかった事態が、そこそこの頻度で起こるだろうが、そのときも慌てずに状況把握することに注力したいと思う。
ということで、12年前の震災と原発事故のことを思い出した、という話でした。