バスケW杯のレギュレーションを確認してみた

バスケW杯が開幕した。
今回のW杯は、パリオリンピックの予選も兼ねているとのことで、仮に1次ラウンドを突破できなくて17-32位決定戦にまわったとしても、最後まで気が抜けないようである。
今回のW杯では1位から32位まで順位がついて、その中でアジア最上位であれば、パリオリンピック出場となるので、日本にとっては17-32位決定戦のほうが本番と言えるかもしれない。
 
では、その順位決定方法はどうなっているのか、レギュレーションを確認してみた。
 
まず、出場32カ国で、4カ国ずつの8グループで1次ラウンドが行われ、上位2チームが2次ラウンドへ、下位2チームは17-32位決定戦に進む。
1次ラウンド日本はグループE。
グループE各国のランキングは、ドイツ11位、フィンランド24位、オーストラリア3位、日本36位。
ランキングを見てもわかるとおり、日本が1次ラウンドを突破できる可能性がかなり低いと思われるので、以下は17-32位決定戦にまわる前提で話を整理する。
 
17-32位決定戦は1次ラウンド下位2チームの計16チームが進み、1次ラウンドのグループAとB、CとD、EとF、GとHのそれぞれ3位・4位でグループが構成される。
日本はグループEの3・4位、グループFの3・4位が出場する、グループOに所属となる。
ここで、リーグ戦が行われるが、1次ラウンドで対戦したチームとの試合はなし。1次ラウンドの試合結果も含めて、各グループの順位が決定される。
そして、各グループの1位が全体の17-20位、各グループの2位が全体の21-24位、各グループの3位が全体の25-28位、各グループの4位が全体の29-32位となる。
 
ただ、各グループ1位が全体の17-20位になるのはわかったのだが、どういうルールで17位から20位が決まるのかはよくわからなかった(英語のサイトを調べる根気がなかった)。
おそらく、勝敗(勝ち点)、得失点差の順番で、上から並べて順位が決まるものと思われる。
 
 
ここまで整理をした上で、日本がこのW杯でパリオリンピックの出場権を獲得できる条件を考えたい。
 
まず、日本が1次ラウンド突破できなったとして、アジアの他の国が1次ラウンドを突破して2次ラウンドに進出した場合、その段階で日本の(今回のW杯からの)パリオリンピック出場はなくなる。
 
次に、アジアのどの国も1次ラウンドを突破できなかった場合。
予選ラウンドの組み合わせを見る限り、中国とイランは17-32位決定戦においてグループ1位になる可能性が十分にあると思われるので、日本も17-32位決定戦のグループで1位通過は必須になる。
となると、1次ラウンドの同じグループEの中で、フィンランド戦は是が非でも勝たないといけない試合になる。その上で、グループFの3・4位チームにも勝てば、オリンピックの可能性が出てくる。
どうやら、1次ラウンドの試合結果も影響してくるようなので、初戦のドイツ戦や第3戦のオーストラリア戦でも、得失点差を意識して、負けるにしても点差を少なくしないといけないと思われる。
 
テレビではこのあたりをきちんと説明してくれないし、ウェブサイトでもイマイチハッキリしないのだが、どうにか最低限のところまで整理することができた。とくにどの試合に勝たないといけないのかがわかったので、このポイントを押さえながら観戦したいと思う。
 
ということで、フィンランド戦が大一番であることがわかった、という話でした。