エスコンフィールドロジスティクス問題

エスコンフィールドに行ってきたシリーズの最終回。
新たなエンターテイメントエリアとしての伸びしろも大きい、エスコンフィールドとその一体エリアのFビレッジ。
今後の展開も楽しみなのだが、現時点ではまだ改善点も多い。今回はその代表格である、ロジスティクス問題についてまとめてみたいと思う。
 
このエスコンフィールド、札幌のお隣、北広島市にあるため、輸送問題は開場前から危惧されていた。
 
最寄りの北広島駅は快速で駅から20分弱、新千歳空港からは20分強くらいの距離。そして、北広島駅からエスコンフィールドまでは徒歩で20分程度。
実際に歩いてみたが、そんなに遠いという感じではなかった。広島駅からマツダスタジアム海浜幕張駅から千葉マリンスタジアムよりかは少し遠いくらいで、歩いて歩けない距離ではぜんぜんない。
 
問題は帰りの混雑具合。
球場からは北広島駅ならびに新札幌駅までのシャトルバスが出ており、ナイターの試合終了後には長蛇の列ができていた。
私はこれらのシャトルバスに乗らなかったのでどのくらい時間がかかるかわからないが、バスに乗り込むまでに相当の時間がかかるのではないかと思う。
そこからさらに球場まわりでは渋滞もありそうなので、目的地につくまではかなり時間がかかると思われる。
歩きたくないとか、時間に余裕がある場合は、シャトルバスでいいかと思うが、そうでなければ北広島駅へ歩いたほうがいいかもしれない。
 
では、その北広島駅まで歩くという選択肢、実際はどうか。
北広島駅エスコンフィールド間は2つのルートがあり、車通りを進むルート(ボールパーク通り)だと15~20分くらいでつくが、もう1つのちょっと狭いルート(エルフィンロード)だともう少し時間がかかる。ナイター後、私はエルフィンロードから帰ったが、30分くらいかかった。ちょっと混んでいたので、距離が長いというだけの問題ではないかもしれないが、2つのルートで所要時間に違いがあるかもしれないと感じた。
とはいえ、このエルフィンロードもそれなりに広く、ほとんどストレスなく移動できた。ちょうど酔い醒ましにいいくらいであった。
 
駅での混雑がひどいかもしれないと思っていたが、こちらもそれほどではなく、札幌行きの電車も普通に乗れた。
座ることはできなかったが、満員電車という感じでもなく、野球観戦の帰りであればこんなものかという程度。
 
ということで、心配していた輸送については、そこまで問題になっていないと感じた。
もしかすると開幕直後は問題が多かったのかもしれないが、2ヶ月程度でだいぶ改善が進んだのかもしれない。
 
今後は、球場近くに新駅の設置も検討されているとのことなので、さらなる改善も期待できるかもしれないが、現行のままでも大きな問題はないのではないか。
 
では、改善点がないかというと、1つ大きな問題がある。
それは、北広島駅のコインロッカー。これが全部で30個くらいしかしない。スーツケースなどの大きな荷物がおけるのは15個程度。
例えば、新千歳空港から直接荷物をもって球場に行こうとすると、北広島駅で荷物を置ける可能性は低いと思っていたほうがいい。エスコンフィールドにはコインロッカーはけっこうあるが、ここまで持っていかないといけないし、球場まで行って、そこで空きがないと致命的である。
ぜひ、北広島駅にはコインロッカーの大量増設を希望したい。
 
コインロッカー含め、今度行く機会があれば、どのように改善されているか、確認してみたいと思う。
 
ということで、エスコンフィールドへのロジスティクスについてまとめてみた、という話でした。