前時代的な球団と球場

先日、プロ野球の今シーズン最終戦を観に行ってきた。
当初観に行く予定ではなかったのだが、親しくさせてもらっている取引先の方が観戦に行かれるという話を聞いて、私も行きたくなり、子ども二人(小学1年生の娘と2歳の息子)を連れて、新幹線に乗ってマツダスタジアムに向かった。
 
今年の野球観戦はこれで計5回。マツダスタジアムが今回入れて2回、福岡ドーム2回、名古屋ドーム1回、という内訳。
もう少し行きたかったのだが、なかなか時間も取れずこれだけとなってしまった。
 
さて、今回も行った、私の贔屓球団である広島カープホームグラウンドのマツダスタジアム。いい球場ではあるのだが、他の球場(や球団)と比べると、インフラ面での投資が遅れているように感じる。
 
チケットは当然のことながら、ウェブサイトから申し込むことができるのだが、未だに紙のチケットが送られてくる。
さらに今回は、最終戦ということもあってか、チケットを送ることができないからかわからないが、ウェブサイトの空席情報でまだチケットは残っているにも関わらず、ウェブから購入することができなかった。
電子チケットのようなものがあれば問題なく販売できるはずなのだが、このあたりは完全に遅れている。今後、NFTを使ったチケットなんかも期待されているが、そんな検討もしているようには思えない。
 
仕方がないので、現地まで行き、チケット売場で購入したのだが、今度は現金のみでクレジットカードが使えない。
いつの時代なんだ!と憤ったが、売場の女性が申し訳なさそうに「会社に行っておきます」と言っていたので、「お願いしますね」と返して現金で購入した。
 
球場内に入ったら入ったで、売店でも電子マネーが使えない。ただでさえ行列になるのだから、工夫してほしいところだが、致命的に遅れている。福岡ドームでは使えない電子マネーはないと言ってもいいくらい、当たり前に整備されている。
 
余談だが、試合前後のイベントとなると、その差はさらに目に見えてわかるものとなる。
一番進んでいるであろうソフトバンクホークスと比べるのは酷ではあるが、まずオープニングの応援ソングを歌うタレントが違う。さらに、たまたま私が試合を観に行った日は、試合終了後も花火が上がり、極めつけは藤井フミヤが出てきて応援ソングを歌うおまけ付き。いろいろな格差を見せつけられた気がした。
 
カープの資金力が乏しいことはわかっているので、試合前後のイベントを派手にしてくれとは言わない。
ただ、クレジットカードや電子マネーの導入くらいは、早いところ整備してほしい。
これらは投資することで長い目で見れば、人経費の削減によるコストダウンや売上増にもつなげることができる。
ソフトバンクのような演出までは期待しないので、基本的な環境整備だけは早いことやってほしいなと思った次第である。
 
ということで、必要なところにはお金をかけてほしい、という話でした。