2024年4月に読んだ/聞いた本の感想

4月も5冊の本を読んだ/聞いたが、ここでそれらの感想をまとめておきたいと思う。
 
4月に読んだ/聞いた本は以下のとおり。
・ビジネス会食 完全攻略マニュアル(Kindle
・人事で一番大切なこと(紙の書籍)
・文章で伝えるときに大切なものは、感情である(Kindle
・LIFE SHIFT2(Audiobook)
・1日1万歩を続けなさい(Kindle
 
ビジネス会食 完全攻略マニュアル
この本については、別記事でまとめたいと思う。
 
この本、Kindle版がないので、紙の本で読書。たまには紙の本に線を入れながら読むのもいいなと感じた。
内容としては、人事ポリシー・人事制度・運用の一貫性が重要だと説いた良書。
私は大学時代に組織・人事に関するゼミに所属していたし、前職時代は人事に所属していたので、得意分野ではあるのだが、改めてこの一貫性をもつことが大事であることを確認できた。
その一貫性を担保するためには、まずポリシーを明確にすることが大事。そのこと自体はわかってはいたが、自分が経営者として実践できていたかは正直あやしい。これを機に何が大事な価値観なのか整理して、自社の人事ポリシーをまとめたいと思う。
 
Webライターとして有名なpato氏の著書。氏のウェブ記事は、「廃線になる三江線の全駅を死にそうになりながら記録してきた」とか、「スターバックスコーヒー47 JIMOTOフラペチーノを全て飲むために47都道府県のスタバに行ってきた」などの、常軌を逸した企画で、超長文なのに、読者を惹きつける文章力にはいつも感嘆していた。
そんな著者の文章術に関する本書は、文章術の考え方の紹介と子どものころの(事実なのかフィクションなのかよくわからない)エピソードの2軸で展開される。
著者本人は文才はないと言うが、圧倒的な労力で読者を惹きつける。この本にもそんな魅力がつまっていた。良い文書を書くための方法論が抽象化されており、さらにエピソードを通じてその方法論の具体的使用例を提示する。
また、伝えたいことは何かと文章を書く本質を説きながら、一方で内輪ネタで仲間外れをつくらないという細かいテクニックを披露するなど、文章術の本としてもバランスがいい。
Kindleで読んだが、この本のKindleバージョンはアンダーラインを引くことができなかったので、改めて紙の本も購入。再度、線を引きながら読み直したいと思う。
 
LIFE SHIFT(1)同様、これからの生き方と働き方を問うている本。
内容的には、学ぶ時期・働く時期・引退時期という3ステージをきっちり分けるのではなく、それぞれで柔軟に働くと学ぶ(と楽しむ)を行き来することを推奨するが、1と同じことを繰り返しているように感じた。
1は書籍とAudiobookの両方で読み聞きしたが、読んだときはあまり頭に入ってこなかったのに対して、聞いているときは個々のエピソードを興味深く入ってきたのを覚えている。2は読んではおらず、聞いただけだが、こちらも面白いエピソードがいくつかあった。
体系的に理解するような本ではなく、個々の具体例で興味があるところをつまみ食いするくらいがちょうどいいのかもしれない。
 
歩いたほうがいいよ、というごく常識的なことを書いている内容。とくに目新しいことはないが、自己啓発的にこういう本を読んで、歩くきっかけになればいいのだと思う。私自身は歩く習慣があるので、うちの会社の管理職向けの課題図書として配って、運動不足の解消につなげてほしいと思っている。
 
以上、4月に読んだ/聞いた本の感想でした。