記録欲求と安全リスクのトレードオフ

うちは子どもが、小学3年生の娘と3歳半の息子とまだ小さいので、いっしょによく出かけるのだが、その際に写真や動画などはなるべく撮っておきたいと思っている。
先日も、県内の公園に遊びに行ってきたのだが、そこでもたくさんの写真や動画を撮ってきた。
 
ただ、その公園、川辺を散策できるのだが、川を横切るように石段があって、それを下の息子が渡ろうとするとそこそこ危険だったりする。まだ、一人で渡るには心もとなく、手をつないでいないと危ない。でも、そんな姿を写真に撮っておきたい、動画に撮っておきたいと思ったりするのである。
 
こんな感じで、子どもの動きは記録に撮っておきたいが、その分が子どもの安全のリスクが上がるといったことがよくある。
今回の場合は、あくまでも手をつないでの撮影なので、そこまで大きなリスクにはならないのだが、他にも公園ですべり台やブランコで遊んでいる姿を撮ろうと思うと、手が離れてしまうために、そこそこ危ないなと思ったりする。
 
事程左様に、記録したい欲求と子どもの安全に関するリスクはトレードオフの関係にある。安全第一であることは間違いないのだが、それでも記録に残したいと思うことは多い。
 
こういった場合、私が注意していることは2つ。
1つは安全リスクを正しく見積もること。
とくに、この場所で最も危険なことは何か、許容できないリスクは何かを確認して、それは回避するように心がけている。
上述した、川で石段を渡る際には、川に落ちてしまうことが最大のリスク。流れはそれほど速くなかったので、仮に落ちてしまっても助けるのは難しくないのだが、トラウマになってしまうことなどを考えるとやはりそれは避けたい。ということで、一人で渡るのはさせずに、手をつないで渡りながら、それを撮影することにした。
 
もう1つは、安全以外のリスクも事前に想定しておくこと。
その他のリスクとしてこの場合に考えられるのは、着替えのリスク。この日は着替えは持ってきていたので、少々濡れることは良しとした。ただ岩場も多かったので、濡れてもいいが、こういった岩場でこけて怪我することは回避するように注意して見守るようにした。
また、携帯などの持ち物の紛失・破損リスクも。
手持ちで撮影して携帯を落としたりすると、これはこれでダメージが大きいし、せっかくの思い出が暗いものになる。今回は川場ということもあり、防水性能はあるといっても、川に携帯を落とすと致命的だろう。ということで、携帯にはストラップをつけて肩がけして行動をした。こうすることで、携帯の破損リスクを下げるともに、子どもの安全に集中することもできてよかった。
 
と、こんな感じで、子どもの記録は残しておきたいものの、大きなケガがないようには気をつけたいと改めて思った次第である。
 
ということで、安全第一、という話でした。