スタバでの電話における、ルールとマナー

先日、スタバで仕事していたら、カウンター席の隣でずっと電話している人がいた。
1回だけでなく、あたかも自分のオフィスかのように何度もかけていて、電話をしていない時間がないくらい。それこそずーっと話しているし、用が済んだらさっさと切ればいいのに、談笑なんかもしているので、次第にこちらもイライラしてきた。
 
言おうか言うまいかしばらく悩んだのだが、さすがにどうかと思い、丁重に「すみませんが、外で電話をしてもらえませんか?」と言った。
すると、その相手は席を立ち、外に電話をしにいったかと思いきや、店員に確認したら電話OKだと言われたので、ここで電話すると宣言。
このスタバは図書館の中に店舗だったので、こちらは図書館のスタッフに電話可かどうかを確認すると、短い電話であればいいが基本電話はNGとのことだったので、その相手に伝えると、不愉快だと言って、違う席へと移って行った。
しばらく経ってから、今度は図書館スタッフが私のところにやってきて、スタバエリアと図書館エリアが分かれており、スタバエリアは電話OKということを伝えてきた。
結局、ルール上は私とその彼が座っていた席は電話OKということだったので、さっきのその相手の移動先に行き、一言詫びて、この話は落着となった。
 
そんなこんなでスタバ(の少なくともこの店舗)では電話はOKということなのだが、釈然としない面もある。
改めて整理すると、2つの点で釈然としていないことに気づいた。
 
1つは、そもそも私は、ルール違反だからやめてくれと言ったつもりはなく、マナー違反だと思うからできればやめてほしいというつもりで言ったのだが、それがルール論争なってしまったこと。
 
もう1つは、ルールの話だとしても、電話OKが何を意味するか、解釈に幅があるということ。
ルール上、電話OKだとして、電話が禁止でないという程度から、電話はフリーに長時間何度かけてもOKまで幅がある。
スタバの店員もどの程度の電話を想定してOKと言ったのかはわからないが、振り返ってみて(一応謝ってはみたものの)さすがに今回のケースやりすぎだったと思う。
 
では、すべてをルールできっちり縛るのがいいかと言われると、それもそれで野暮かとも思う。電話禁止の張り紙はいい雰囲気をつくるとは思えないし、逆に電話OKの張り紙はおかしい。
利用する人たちが周りの人に配慮しながら、マナーをわきまえて、常識の範囲内で対応すべきかと思う。
 
しかし、常識が異なると今回みたいなケースになって、やはりルールで縛らないといけなくなってしまう。
ただ、ルールで縛るとして、電話禁止の場合はわかりやすいが、電話OKの場合は上述のとおり幅があってやはり難しいし、細かくやろうとすれば、何分まではOKで何分以上はダメとか、声もボリュームはどこまでならOKとか際限なくなってしまう。
となると、常識の範囲内でということになるが、その常識が違う、ということで堂々巡りになってしまう。
 
そんなこんなでモヤモヤしたままなのだが、今後このスタバを利用するときに、近くで電話している人がいたとしても、注意したりお願いしたりするのはやめておこうと思う。
少なくとも電話は禁止はされていないので、お互いの常識について言い争っても仕方がない。どうしても不快なときは自分が席を立つことにしたいと思う。
 
ということで、常識は人によって大きく異なる、という話でした。