サッカーワールドカップカタール大会、グループEの最終節、日本-スペイン戦があるということで、朝の4時に起きてテレビ観戦した。
最近は5時起きが定着しているので、難なく目が覚めた。
試合は前半スペインペース、というか、スペインしかボールを持っていない印象だったが、後半はハーフタイムで選手を入れ替えてから一転日本ペースになり逆転で、まさかの勝利で、決勝トーナメント進出を決めた。
以下、この試合を観ていて、思ったことを記録しておきたいと思う。
・下馬評では当然スペイン有利で、確率的には10回戦ったら日本が1回勝てるかどうかくらいなのだと思う(このあたりは詳しくないのでだいたいのところで)。で、前半のポゼッション率はスペインが8割程度だったのだが、これがやはり本来の実力差で、勝つ確率とポゼッション率はかなり相関するのではないかと感じた(その1割の確率を、この大一番で引き当てたのは素直にすごいと思う)。
・今回もやはり選手交代の妙というか、交代の戦術によって試合の流れが大きく変わることを実感した。今大会から5人の選手交代が認められているとのことだが、エース=スタメンではないケースもあり得るのだろう。日本も、素人目に見て三笘選手の動きが際立っていたが、この第3戦も先発ではなく、ジョーカー的に後半からの出場であった。また、選手交代が多くできるということで、これまでよりもオールラウンダー選手よりも一芸に秀でた選手の活用が広がるのだろうと感じた。
・後半の堂安選手のゴールは素直にすごいと思った。私が代表戦をよく見ていて20年前くらいは、キャプテン翼の影響か、MFの選手が豊富で、ゴールを積極的に狙わない選手が多いという批判がよくあったが、時代は流れているのだと実感。積極的にゴールを狙い、それもきちんと枠に入っている(そしてゴールになっている)ことに感動した。
・ドイツ戦のときも思ったが、下馬評では不利だったかもしれないが、実力的にはかなり世界に接近しているんだとわかった。代表選手のほとんど海外のチームに所属し、また戦術的にもかなりキャッチアップしているのだろう。サッカーは詳しくないのだが、このあたりの戦術もちょっと勉強してみたら面白いのかもしれない。
・日本に限らず、世界のトップ国と日本のような新興国の差が縮まっているのだろう。ドイツだけではなく、グループFではベルギーが敗退と、ランキング上位国がこれまで以上に敗退している印象がある。
とまあ、こんな感じか。
日本ではワールドカップは盛り上がらないまま終わると思っていたが、予想は大外れ。
私は素直に日本代表を応援できないでいたが、今回はその呪縛?から徐々に解き放たれそうな感じもしてきた。
せっかくのお祭り、決勝トーナメントも楽しんで観戦したいと思う。
ということで、日本-スペイン戦が面白かった、という話でした。