日本-ドイツ戦雑感

サッカーワールドカップカタール大会。日本はグループリーグの初戦でドイツに勝った。
個人的には勝ったからといってうれしいという感情はなく、さすがに負ければいいのにとまでは言わないが、引き分けくらいで終わってくれるのがよかったのにという感じなのだが、試合自体は観ていて面白かった。
 
ここでは、思ったこと、感じたことについてまとめておきたいと思う。
 
試合について
・素人目に見ても、日本のレベルは上がっているように感じた。これは絶対的なレベルが上がっているのはもちろんのこと、世界の強豪と比べての相対的なレベルが上がっているという意味で。レベルが上がっても、それ以上に他国のレベルが上がれば、相対的な地位は下がる。
 
・私はスポーツを見るときに、相手との実力差を10回やって何回勝てるかで想像することが多い。何回勝てる相手かで、取りうる戦略が変わってくるから。ドイツはサッカーに詳しくなくてもわかるくらいの強豪なので、10回やっても1回勝てるか勝てないか、くらいの相手かと思っていたが、10回やったら2~3回くらいは勝てそうに感じた。
 
ルールについて
・いつから変わったのか知らないが、1試合での選手交代が5人までになっていた(交代回数はハーフタイムを除いて3回までらしい)。これまでは3人だったと記憶しているが、このルール変更はかなり影響が大きいと感じた。戦略・戦術面での幅が広がり、試合における采配の占めるウエイトが大きくなったのは間違いない。実際この試合では選手交代がうまくハマり、流れが変わった。
 
・野球で言うところのリクエストみたいに、審判がカメラでプレーを確認するようになっていた(チームから確認を要請できるわけではないようだが)。前半終了間際のドイツのゴールは、以前であれば認められていたように思う。
 
その他
・これは前から思うのだが、PKは0.5点にすればいいのにと思う。フィールドゴールと同じ価値があるとはどうしても思えない。あと、PKはファウルを受けた人が蹴るべきでは、ともいつも思う。
・これは東京オリンピックのときも感じたが、カメラワークが多彩。上方からのカメラなど、技術の発達を感じる。
・最後に。私がサッカー(というか日本代表戦)にイマイチのめり込めない理由は、サポーターが嫌いだから、ということを思い出した。今回も、試合中何度も映し出されるスタンド席にうんざりした。あれがなければもう少し純粋に日本を応援できそうなものなのだが。
 
ということで、昨日の記事とは一転、今回のワールドカップ、日本国内でも盛り上がりを見せることになるだろう。変にお祭り騒ぎになると、見るに堪えないので、あまりニュースは見ないでおこうかと思う。
ただ、試合自体は面白かったので、この後も見ていきたいと思う。
 
ということで、日本は勝ったけど、テンションは少々下がり気味、という話でした。