日記の内容とそれに適した記録媒体

昨日のこのブログの記事で、手書きの日記はたまりがちになる、ということを書いた。
パソコンのほうが、利用可能な状態になっていることが多く、しかも入力するスピードが速いので、それに比べて手書きは億劫である、というのがその理由である。
 
ただ、それだけではなく、書く内容によっても、手書きに適したものとそうでないものがあるように感じている。
今回はそのあたりをちょっと整理してみたい。
 
日記と言っても、書いている内容は毎日バラバラで、それをカテゴライズすると、大きく分けて3つに分類することができる。
 
1つめは、やったことを書くというもの。いわゆるライフログ的に、あれやった、これやった、どこに行った、ということを書いている。
平日であれば会議や面談などの記録、休日であれば家族と行った場所など。
 
2つめは、ちょっとした気づきや感情のメモ。
何かをやった結果、そこで気づいたことや思ったこと、感じたことをメモしている。風呂に入ったりしているときでぼーっと考えたりしたことで、残しておきたいことがあればまとめて書いている。
ちょっとしたことから、怒りや悲しみの感情をつらつらと書き連ねることがあったりする。
 
3つめは、思考の整理の記録。
会議や打ち合わせで決まったことやそこで考えたことを記録したり、2つめの感情をメモしたものを、整理してまとめたりしている。
その場ではいろいろと考えるのだが、記録しておかないとすぐに忘れてしまうので、最近は意識して残すようにしている。
 
さて、この3つだが、種類が微妙に違うので、別のところに記録するのがいいかもと思ったりもしている。
 
1つめのライフログについては、スマホのアプリを活用して、Googleカレンダーにも基本記録している。これは便利で、今後も活用していくつもりであるが、2つめの感情のメモは、行動と紐づいていることが多いので、この1つめのライフログ的な内容も日記に書いておいたほうがいい。もちろん、すべて書く必要なないが、主要なものは書き残しておいたほうが、どういう文脈で感じたことなのかなどが、後から見てもわかりやすくなる。よって、Googleカレンダーに記録するのがメインで、日記にも大まかなものは書くことになる。
 
2つめの、ちょっとした気づきや感情のメモは、スマホに記録しておいて、後から紙に書くのがいいと感じている。
あまり整理せずに、思いのままを紙に書くと、それだけでけっこうスッキリしたりするので、ここを手書きがいいと感じている。
 
3つめの思考の記録については、まとめた内容を論理的に順番づけて整理したいので、紙だとその編集がやりにくい。これはデジタルで記録したほうがいいのかと思ったりする。もしくは、いったん紙に書いて、それからパソコンに整理するのでもいいかもしれない。
 
と、こんな感じで、日記と言っても、微妙に書く内容もいくつか分かれており、それぞれで都合のいい媒体が異なる。
一方で、この3つは分かれているようで、連動もしているので、どう記録していくのかが難しい。
ライフログGoogleカレンダーに記録しているので、日記に書く必要はないのだが、感情は行動やイベントを紐づいていることも多いので、これらも日記にメモしておいたほうが良かったりするし、思ったことや感じたことをつらつらと書くことで、思考が整理されていくことも多く、2つめの感情のメモと3つめの思考の整理はきれいに切り離せなかったりする。
 
そんな複雑性があったりするのと、紙に書くという行為が面倒くさいのが相まって、手書きの日記がたまりがちになるのかなと思ったりした。
とはいえ、手で書くことによる効用は感じているし、一元化もしたほうがいいので、もう少し手書きの日記を続けながら、何かいい使い分けができないか考えてみたいと思う。
 
ということで、日記も内容によって適した媒体がありそうだが、一元化のメリットのほうが大きい、という話でした。