去年の4月から日記を書き始めている。
最初のころは、1日あたり100~200字程度のことが多く、長くても500字くらいであったのが、最近では毎日1,000字は書いており、長いときには2,000~3,000字くらいになることもある。
基本的にはその日あったことをメモして、さらに思うところがあればそれも記しているのだが、ブログも含めて書くことに抵抗がなくなってきたのもあって、けっこう長くなることが多い。
議論などを経て考えが整理できたらその経緯も含めてまとめるようにしているし、理不尽なことがあったらそこで思ったことを書いておくようにしている。
そんな感じで日記を書いているが、1ヶ月くらい前のことでも読み返してみると、けっこう忘れていることが多い。
この8月の頭に書いた日記を読んでみると、オリンピックの話題が多いのだが、1ヶ月も経たないうちにオリンピックのことは忘れかけていること気づく。
行動や思考を記録しておかないと、いろいろな出来事がどんどんなかったものになっていくなと、ちょっとこわい気もしている。
さて、こうやって日記を読み返してみると、ちょっと大げさかもしれないが、日記によって人生は三重に厚みを増すということ実感する。
まずは、実際に経験する。その場で、感じる、考える。それが1層目。
その経験したことを書く。これが2層目。
それをさらに読み返すことで、3層目となる。
経験するだけでなく、それを記録し、振り返ることで、記憶が積み重なり、人生に厚みが増していくという感覚である。
できればもっと早くに日記を書くということを始めればよかったと後悔している。
もし10年前、20年前に自分が書いた日記があったら読み返してみたいと思うが、残念ながらそれはない。学生のころや、前職のころ、大学院に通っていたときなど、そのとき何をしたかだけでも記録しておけば、それは大きな財産になったと思うし、もっと自分の人生に厚みを感じたと思う。
ただ、この習慣を続けることができれば、10年後には10年前の現在の日記は読むことができる。
自分が経験し、感じて考えたことを残しておくことは、きっとこれからの自分にとって財産になると思うので、日記を書くということと読み返すということを習慣化させていきたいと思った次第である。
現状、2層目にあたる、日記を書くという行為は苦もなくできるようになった。
次は3層目にあたる読み返すという行為をいかに実行するかが課題だろうか。
たまに読み返してみると、思いがけない気づきがあるので、ぜひ習慣化させていきたいと思っている。
ということで、日記は読み返すことで価値が大きくなる、という話でした。