紙の本よりも電子書籍を選ぶ3つの理由

先日のこのブログの記事で、リアル書店は大好きだが、実際に買うのはAmazonだ、という話について書いた。
リアル書店は存続してほしいので、何かしらの形で課金するしくみを考えてほしいところではあるが、そもそも紙の本を最近ほとんど買っていないことに気づいた。
 
振り返ってみると、私は2012年からKindleを使い始めており、2014年には購入した電子書籍が紙の本を上回るようになった。2018年くらいから紙の本をほとんど買わなくなり、最近は電子化されていない本、資料的にもっておきたい本、イラストなどが多くパラパラと眺めるための本、これら以外はすべて電子書籍と言っていい。
 
最初Kindleを使い始めたときは、やっぱり紙の本のほうがいいなと思いながら、それでも慣れておいたほうがいいだろうということで使っていたが、途中から電子書籍のほうが読みやすいと思うようになり、最近では紙の本を読むことはほとんどなくなった。
 
そんな電子書籍ヘビーユーザーの私だが、ここでは電子書籍のメリットについて、簡単にまとめておきたいと思う。
 
1つめは、なんといっても大量の書籍を1台の機器に入れておくことができるということ。
これは多くの人が思いつくメリットだと思うが、複数の本を同時に何冊も持ち歩く必要がないことの利点は大きい。
私は最近はiPadで読んでいるのだが、これ1台さえ持っていけば、必ず本があるという状態にあるのは精神衛生上いい。前までは出張に出るときは、どの本を持っていこうかとか、帰りに本屋に寄って買って帰ろうかとか、本を切らさないようにしていたが、その心配がないというのは非常に楽である。
 
2つめは、すぐに購入できるので、事前に購入しておく必要がないこと。
これもわかりやすいメリット。わざわざ本屋に行かなくても、どこでも本を購入できるのはありがたい。
すぐに買うことができるので、読み始めるときに買えばよく、事前に複数もっておく必要もなくなる。事前に買っておく必要がないので、積ん読のリスクを下げることもできる。
ちなみに、以前はKindleのセールがあると、物色して安くなっている電子書籍を大量に買うということをやっていたが、電子書籍だと積ん読が可視化されにくく読まない本が増えていくため、最近では読みたい本がセールで出ていても買わずに読み始める前に買うようにしている。
 
3つめのメリット。ハイライト機能の使い勝手がいいということ。
上の2つは使わなくてもイメージしやすいが、これは使ってみないとわからないかと思う。
私は、紙の書籍を読むときも線を入れながら読んでいたのだが、電子書籍でも同じようにハイライトを入れながら読んでいる。ここまでは紙でも電子でも変わらないのだが、電子書籍の場合、そのハイライトした箇所を一覧にして見ることができるのである。
これが非常に便利。前に読んだ本でも、このハイライト一覧を読み直せば、内容のエッセンスを理解することができる。また、同じ本でも、章によって線を引く箇所が多いところと少ないところがなどがよくわかり、重点的に読み返すこともできたりする。
その本の要約や書評を書いたりするときも、このハイライト一覧をもとに書けばいいので、非常に捗る。
 
こんな感じでメリットを並べてみたが、逆にデメリットはあるだろうか考えてみたところ、満員電車では読みにくい、ということくらいだろうか。
私が現在、iPadで読んでいるということもあるが、これだと片手ではかなり読みづらい。満員電車では片手にもって片手でめくれるくらいでないと読む気が起こらない。文庫や新書であれば、気軽に読むことができるが、Kindleだと難しいように感じる。
Kindle Paperwhiteでも使えばこのデメリットは解消されるかもしれないが、最近はもっぱらiPadなのでこのあたりはわからない。
とはいえ、私の場合は満員電車どころか、電車にもほとんど乗らないので、このデメリットを感じることはないのだが。
 
今後、すぐすぐ紙の本がなくなることはないだろうが、10年スパンくらいで考えるとどうなっているかわからない。今のうちから、電子書籍に慣れておいたほうがいいと思うが、どうだろうか。
 
ということで、紙の本のメリットは本棚が充実するくらいになってきたな、という話でした。